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今年、「フォーブス」が初めて発表した 「アメリカの富豪家族ランキング」。建国以来、国を支えてきた多くの名家が姿を 消すなか、名門メロン家が 19位に入った。 彼らの繁栄の秘密がいま、明らかになる。

 (中略)メロン家の成功の秘密は、ある信念をすべてに優先していることだ。すなわち、「資産を守ること」である。(中略)
しかし何よりも重要なのは、自分の子孫が 「起業家」になって、アメリカ経済に貢献することをトーマス・メロンが望んでいた点だ。 それ以外には、これといった契約や制約はない。同族企業もなければ、親族の集まりもない。マシューが、成長の過程で会得したメロン家の教えとは、「自分の直感を信じること」 というものだった。先祖はみな、自分たちの直感に従った結果、金融業からメディア、 金属、エネルギーに至るまで、アメリカのビジネスの様相を変えるようなさまざまな企業を生み出している。

「高級ブランド」と「ビットコイン」
そして、冒頭のマシュー・メロンである。メロン一族の伝統を受け継ぐ彼は、自らのビジネスに対する情熱に従い、広範囲にわたって投資している。(中略)

そして、そのファッションセンスを生かすような、挑戦がまた始まった。ラルフ・ローレンのデザイナーだった妻のニコール・ハンリーとともに、eコマースサイト「ハンリー・メロン」を立ち上げたのだ。お洒落な婦人服を販売するこのサイトには、この1年間で300万ドルほど投資している。アンディ・ウォーホルの絵が2枚飾られている居間から、ニコールはファッション・ビジネスの指揮をとり、マシューはビットコインの起業支援サービス「コイン・エイペックス」の経営に集中している。
 ビットコイン・ビジネスは、彼の反体制の世界観に合うものである。いまのところ、ビッドコインがドルに取って代わる世界というのは、「絵に描いた餅」かもしれない。だが、マシューは最も有望なビッドコイン企業「Coin.co」に約2,000万ドルでの買収の申し入れがあったと明かす。同社は、簡易決済サイトの「ペイパル」がドル取引を扱うの と同じようなかたちで、ビットコインの支払いを取り扱っている。「マシューは、優れた助言をくれる優秀な人たちを引き付けるタイプなのです」と、投資会社「グッゲンハイム・パートナーズ」の創業者で、長年の友人であるJ・トッド・モーリーは語る。「彼はビットコインについて入念に研究してきましたし、この分野の先人ともしっかりと話をしています」すでに、世間がマシューをメロン一族の一人として、見る目も変わってきている。彼の叔母のレイチェル・メロンがこの春に亡くなった際、彼は葬儀に出席するためにバージニ ア州へ飛んだ。メロン一族が集まる数少ない機会である。そこで、彼は叔母のアドバイザーの一人と会話を交わした。「彼は『あなたがしていることは、大化けする可能性がある。次のアンドリュー・メロンは、 あなたかもしれない』と言ったのです」と、そのとき交わした会話をマシューは振り返った。
「私にとって最高の褒め言葉でしたね」

エイブラム・ブラウン & アレックス・モレル

 

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