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2026.01.15 09:00

イラン抗議活動と米FRBへの調査を受け、金と銀の価格が過去最高を更新

Sven Hoppe/picture alliance via Getty Images

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地政学的緊張の高まり、特にイランでの抗議活動や、米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を巡る問題を背景に、銀価格は米国時間1月14日の取引開始直後に初めて92ドルを突破し、金価格も過去最高値に到達した。

銀価格は米東部時間午前9時30分時点で91.92ドルとなり、6%高となった。ただし、14日朝に記録した史上最高値の92.20ドルからはやや下落している。

金価格は同時点で1オンス当たり4642.40ドルとなり、14日の早い時間に付けた史上最高値4650.10ドルからはわずかに下げている。

安全資産としての金と銀に対する需要は複数の要因によって押し上げられている。投資プラットフォームNemo.moneyのチーフ市場アナリストであるジェイミー・ダッタは、14日の朝にロイターに対し、「高まる地政学的リスク、拡大する財政の不確実性、そしてFRBの独立性に対する懸念」が需要を押し上げていると語った。

ダッタは、地政学的緊張の要因としてイランでの抗議活動を挙げた。同国では2500人以上が死亡したと報じられており、ドナルド・トランプ大統領が介入を示唆していることが、金と銀の価格を高止まりさせているという。

貴金属の価格は先日、連邦検察当局がFRB本部の改修工事およびジェローム・パウエル議長による議会証言に関連して、FRBに召喚状を出した後にも上昇した。これにより、FRBの独立性に疑問が投げかけられている。

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翻訳=江津拓哉

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