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2026.01.21 09:15

日本は約8割がAI未経験。全国調査で判明したAI格差の深刻な実態

Getty Images

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高齢者もスマホを使うようになり、コンビニなどではキャッシュレス決済が一般化してくると、デジタル格差の広がりは一段落したかに見える。しかし今度は「AI格差」の心配が出てきた。AIを使う人と使わない人との格差だ。AIの利用を妨げる障壁は、デジタル格差の場合よりも厄介に見える。

千葉大学予防医学センターの中込敦士准教授らによる研究グループは、世界的な懸念事項となっているAI格差の日本の現状を、初めて全国規模で体系的に検証した。2025年1月に日本全国のインターネット利用者1万3367人の成人を対象に実施された大規模調査のデータを利用して、過去1年間の生成AIの利用の有無などを分析したもので、使わない人にはその理由を尋ねた。

その結果、生成AIを使っている人は全体の21.3%と意外に少なかった。傾向として、新しいものを受け入れやすい性格の男性、さらに、高学歴で都市部居住者、友人とのつながりが強く、ボランティア活動に参加し、スマートフォンとSNSを毎日使う、デジタルリテラシーが高い人の利用率が高かった。

AIを使わない人に理由を聞くと、もっとも多いのが「必要性を感じない」で、次に「使い方がわからない」だった。また若い人たちには「魅力的なサービスがない」との回答が多い。中高年層では「セキュリティの不安」、「利用環境が整っていない」が多かった。

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文 = 金井哲夫

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