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2026.01.15 14:30

月6万円でポルシェオーナーに 「共同所有」の人気と勝算:浅岡亮太 RENDEZ-VOUS

浅岡亮太|RENDEZ-VOUS

浅岡亮太|RENDEZ-VOUS

「ポルシェに乗って江ノ島にドライブに行くことが、ずっと憧れでした。今日、その夢をかなえてきました」。RENDEZ-VOUS(ランデヴー)の専用ガレージに帰ってきた60代の男性は、目を輝かせながらそう語った。ポルシェの新車はグレードや仕様によって数千万円を超えるモデルも存在する。だが、この男性が支払っているのは月に約6万円。しかも駐車場代、維持費、自動車保険、税金も含まれている。

ランデヴーが手がけるのは、自動車を複数人で共同所有するサービスだ。ユーザーが専用のフォームから車種や予算、利用したいシーンなどを選択すると、さまざまなユーザーの希望を突き合わせてマッチングする仕組み。どの車種の所有にも対応しているが、ポルシェやフェラーリといった高級車が特に人気だという。

一人当たりの年間利用可能日数は50日で、24時間365日アプリから乗車予約・利用が可能だ。車は、二子玉川、錦糸町、横浜にあるガレージに保管されている。24年7月にサービスを開始し、現在のオーナー数は100人を超え、ウェイティング登録は1700件以上。名古屋や大阪からの引き合いもあり、拠点数を増やしていく見込みだ。

代表取締役の浅岡亮太は、クラッシックカーの販売店を営む母の影響で車に興味を持った。大学時代には自動車メディアを運営し、それを見たDeNAから誘いを受け、カーシェアサービス「エニカ」の立ち上げに奮闘した。メルカリでも自動車プロジェクトの責任者に就くなど、車に携わる人生を送ってきた。「車って世界中の人を魅了している工業製品ですよね。でもコストや維持管理の手間などもあり購入をあきらめてしまう。そうしたすべてのハードルを下げたい」


あさおか・りょうた◎早稲田大学在学中にクルマ系メディアをバイアウト。DeNAではカーシェアサービスエニカの立ち上げに携わり、メルカリでは自動車プロジェクトチームの責任者を務めた。

text by Naoto Tsuyuhara, photograph by Toru Hiraiwa

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