世代を超えたQOLを向上させるテクノロジー
ロサンゼルスに拠点を構えるProtoは、遠隔地にいる家族や医療従事者を等身大の3Dホログラムとして投影する次世代ディスプレイ「Proto Hologram」を展開する。孤独感は高齢者の健康に深刻な影響を与えるが、デジタルでありながら「そこにいる」という強い実在感を伴う対話は、メンタルケアや認知症ケアの領域で新たな可能性を示している。
CESのブースではディスプレイから少し離れた位置で、カメラの前に立つProtoのスタッフを撮ったホログラムと音声の遠隔コミュニケーションがスムーズにできる、本機の実力を披露した。同社のスタッフによると、医療や介護サービスに限らず、教育やエンターテインメントを目的とするサービスにもこのディスプレイがすでに多くの実績を積んできたという。さらに、米国のMLBや欧州サッカーといったスポーツ興行の最前線でも、ホログラムを活用したインタラクティブなファンエンゲージメント施策に採用され、高い評価を得ているそうだ。
water.ioは、ユーザーが1日の吸水量をアプリで可視化できるスマートウォーターボトルを手がけるイスラエルのスタートアップだ。ハイ氏によると、AgeTech Collaborativeは米国の企業だけでなく、米国市場に進出しているか、またはこれから進出する計画を具体的に立てている企業を歓迎しているという。今年のCESの展示にはイスラエルや韓国、イタリアの企業も出展していた。
「Water.io Smart Water Bottle」は、キャップの内側に搭載する光学センサーと加速度センサーにより、ユーザーが補給した水分の状況を記録、トラッキングできる水筒だ。高齢者が陥りやすい脱水症状を未然に防ぎ、必要に応じてケアギバー(介護者)へ通知を送るなど、センシングとデータ活用がシニアの自立を支える好例となっている。言うまでもなく、同社のこのサービスは高齢者のみを対象にしているものではない。同社のスタッフは「あらゆる世代のユーザーに、日常から水分補給の大切さを伝えることにも貢献したい」と意気込みを語った。


