新たなリークによると、アップルはiPhone Foldのディスプレイをより薄型かつ高輝度にするサムスンの新技術を採用する準備を進めているという。この先進的なディスプレイ技術はiPhone 18シリーズやGalaxy S26シリーズにも採用される可能性が高く、電力効率が向上すれば、高密度のシリコンカーボンバッテリーが不要になるかもしれない。
アップルのiPhone Fold、Samsung DisplayのCoE技術を採用か
韓国メディアのThe Elecは、アップルが今後発売予定のiPhone FoldにSamsung Display(サムスン・ディスプレイ)のCoE(Color Filter on Encapsulation=封止層上にカラーフィルターを配置する技術)を採用すると報じている。これにより、ディスプレイの高輝度化、バッテリー寿命の延長、そして本体の薄型化が実現する見込みだ。
CoE技術(Samsung Displayでは「On-Cell Film」というブランド名で展開)は、通常カバーガラスとOLED(有機EL)パネルの間に配置されるプラスチック製の偏光板を取り除く技術だ。もともと偏光板の役割は光の反射を抑え、コントラストを高めることにある。これがなければ、スマートフォンの画面は鏡のように反射してしまう。
だが問題は、偏光板がOLEDパネルから発せられる光の約50%を遮断してしまう点だ。つまり、輝度低下を補うためにより多くの電力を画面に供給する必要があり、バッテリーの消耗が激しくなる。これに対しCoE技術では、カラーフィルターをOLEDの薄い保護層に直接統合することで、この問題を解決している。
サムスンは2021年にGalaxy Z Fold 3でCoE技術(当時は「Eco² OLED」という名称)を初めて採用し、以降すべてのGalaxy Zシリーズに搭載してきた。Galaxy Z FoldシリーズがGalaxy S Ultraシリーズよりも比較的小さなバッテリーで済んでいる理由を不思議に思ったことがあるなら、この技術がその大きな要因だ。
iPhone Fold、iPhone 18シリーズ、Galaxy S26 Ultraに採用の見込み
The Elecによると、この技術はiPhone Fold、iPhone 18シリーズ(そしてiPhone Air 2)、そしてGalaxy S26 Ultraにも搭載される見込みだという。サムスンの非折りたたみ型スマートフォンがCoEを採用するのは、これが初めてとなる。
iPhone Foldのバッテリー寿命への影響は
CoE技術の採用によってiPhone Foldのバッテリー駆動時間が何分、あるいは何時間延びるかは正確にはわからないが、Samsung Displayは消費電力を最大37%削減できると主張している。
アップルは昨年のiPhone Airで「メタルカン」(metal can)技術を初めて採用した。これはバッテリーを新たな形状にし、フレーム端部により近い位置に配置できる硬質金属ケーシングである。これを実現するため、エンジニアたちはロジックボード(主要な電子回路基板)の位置を移動させ、本体中央部のほとんどをバッテリー専用スペースにした。サムスンもGalaxy Z Fold 7で同様のアプローチをとり、カメラセンサーの再設計と新しいマウントシステムにより、部品を端末の端により近く配置できるようにした。
大容量バッテリーと高速充電を組み合わせれば、バッテリー性能の大幅な向上が期待できる。しかし、より現実的なシナリオとしては、iPhone Foldが消費者の予想よりも薄型でありながら、バッテリー面での明らかな妥協がない製品になるということだろう。筆者は、アップルがGoogle Pixel 10 Pro Foldのような分厚い端末を作るとは思わない。Galaxy S25 Edgeのデザインが超薄型のGalaxy Z Fold 7を可能にしたことを考えると、アップルがiPhone Foldで同様の道を歩んでも不思議ではない。



