有名・無名に関わらず、個人が自分の経験やスキルを有料コンテンツとして発信し、収益を得る動きが広がっている。
こうした流れを背景に、note株式会社は『note』で売買された約30万件の有料記事と月額課金型メンバーシップのデータを分析し、その結果を公表した。今回の分析ではnote上でどのようなコンテンツが収益につながっているのかを調べた。
noteにはどんな制作・売り方があるのか
noteは、文章・画像・音声・動画など、あらゆる創作物を投稿・公開・販売できるメディアプラットフォーム。作品は無料で公開することができ、誰でも読む・見ることができる。一方で、クリエイターが価格を設定し、購入した人だけが読める「有料記事」として公開することも可能だ。
さらにnoteには、「メンバーシップ」と呼ばれる仕組みがある。これはクリエイターが月額課金型のコミュニティを運営できる機能で、参加者は毎月一定額を支払うことでクリエイター発信の作品や限定記事(作品)を受け取ることができるため、継続的な関係を前提とした収益モデルといえる。
こうした仕組みを背景にnote全体の市場は拡大を続けている。まず市場全体の動きを見ると、メンバーシップの売上は前年同月比で80%を超えて伸びた。有料記事の売上も同26.8%増と着実に広がっている。収益が発生したクリエイターの数も増えており、特にメンバーシップでは、売上が出た人の数が前年から約2倍になった。

注目されるのは、新規参入者の存在感だ。育児カテゴリのメンバーシップでは、売上トップ10のうち7人が、参入から1年以内のクリエイターだった。始めたばかりでも、内容次第で収益につながる余地があるということだ。
伸びているのは「収入アップ」と「課題解決」のジャンル
また、成長しているジャンルを見ていくと大きくふたつの流れがある。ひとつは「AI活用」「SNS運用」「複業・在宅ワーク」など、収入アップや仕事に役立つ分野。もうひとつは「育児・教育」といった、日常の悩みや困りごとを解決するノウハウだ。
◾️有料記事の急上昇カテゴリTOP5

◾️有料記事の急成長ハッシュタグTOP3
必ずしも有名人や専門家でなくても、自分の体験を整理し、同じ立場の人に向けて発信することで、購入につながっている点が特徴といえる。



