ビジネス

2026.01.18 09:15

noteで稼ぐ新常識 フォロワー数や文字数に関係なく収益を最大化する秘訣

gettyimages/Organic Media

実用ノウハウは高単価になりやすい

約30万件の有料記事のうち売上上位20%を分析すると、コンテンツの種類による価格差もはっきりした。実用ノウハウ系の平均価格は1842円で、読み物系の983円を大きく上回った。

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実用ノウハウ系では「この記事を読むと何ができるようになるのか」「どんな問題が解決するのか」といった価値が明確に示されている。読者は、その具体性に対して対価を支払っているようだ。

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文字数と売上は比例しない

一方で、「長く書けば売れる」という考え方は成り立たないこともわかった。有料エリアの文字数と売上の関係を分析したところ、実用ノウハウ系、読み物系ともに相関はほぼゼロだった。

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実用ノウハウ系では、無料エリアで価値をしっかり伝えたうえで有料部分へつなげる構成が多い。読み物系ではその書き手の作品を読みたいという気持ちが、購入のきっかけになっている。

noteはSNS型の収益とどう違うのか

XやInstagram、YouTubeといったSNS型の収益モデルでは、発信する人に一定の見せ方や役割(つまりキャラクター性)が求められやすい。わかりやすい立ち位置や、強い言葉、継続的な演出が、結果として収益につながる構造になっている。

一方、noteでは「こう見せなければならない」という前提が弱い。フォロワー数や派手さよりも、経験そのものをどう言葉にするかが重視される。演じるキャラクターを作らなくても、自分が実際に通ってきた道や試行錯誤を差し出すことで価値が生まれやすい。

今回の分析結果を俯瞰すると、noteでは情報量や演出よりも「その経験が誰の役に立つのか」が評価の軸になっていることが見えてくる。SNS型の収益が見せ方や存在感を競う場になりつつある中で、noteは個人の経験そのものを差し出せば成立する。そういった意味では「これから収入化に結びつけたい」という参入初期の人にもその可能性を大いに見出せる場となりそうだ。

【調査概要】
調査内容:有料記事(急上昇カテゴリの分析)
期間:2024年度と2025年度(1/1~11/30の11ヶ月間)の同期間比較
対象:対象期間中に売買された有料記事(総レコード数:約30万件)につけられたハッシュタグを、以下の14カテゴリに分類
テクノロジー・AI活用 / SNS・コンテンツ運用 / 複業・在宅ワーク実践 / デザイン・動画制作 / 育児・教育 / 政治・経済ニュース / ビジネス・マーケティング / キャリア・転職 / ゲーム・eスポーツ / 占い・スピリチュアル / スポーツ / 恋愛・婚活 / ライフスタイル・自己啓発 / 金融・資産形成ノウハウ

プレスリリース

文=福島はるみ

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