さらにモリックはこう言う。
「ユーザーは、AIにプロンプトを入力して指示を出す必要がある。AIが賢くなるにつれ、数百ページにも及ぶような長く複雑な指示でも実行できるようになった。しかし、こうした長大なプロンプトはコンテキストウィンドウを大量に使うため、適切なタイミングで適切な指示をAIに与える必要がある」とモリックは言う。そのためには、人間が介在する必要があると彼は指摘する。
「この問題はスキルで解決できる」とモリックは付け加える。彼は、若い世代に人気の映画を引用して、次のように説明する。「スキルとは、AIが必要に応じて自律的に呼び出す指示のまとまりであり、プロンプトだけでなく、特定の業務を遂行するためのツールや実行方法まで含んでいる。例えば、優れたウェブサイトを構築する必要があれば、AIは『ウェブサイト作成スキル』を呼び出し、構築方法と使用すべきツールを読み込む。エクセルのスプレッドシートを作る必要がある場合には、専用のエクセルスキルをロードする。それはまるで、映画『マトリックス』でネオが格闘技の知識を脳に直接アップロードされ、突然カンフーができるようになるようなものだ」。
モリックは投稿の中で、「モデル・コンテキスト・プロトコル」や「サブエージェント」、「コマンドライン・インターフェース」といったテーマにも触れている。彼はまた、「バイブコーディングのゴッドファーザー」として知られるアンドレイ・カーパシーについて、次のように言及している。
「AI業界で著名なプログラマーの一人であるアンドレイ・カーパシーは、最近次のように投稿している。『プログラマーとして、これほど遅れを感じたことはない。プログラマーが担う役割がますます少なく、しかも断片的になり、この職業は劇的に再編されつつある。ここ1年ほどで利用可能になった技術を適切に組み合わせることができれば、自分の能力を10倍に高められるはずだ。それを実現できていないのは、自分のスキルの問題だと感じている』」。
モリックはこう結論づけている。
「現在のクロード・コードはコーディングに特化しているが、近い将来、他の知識労働に対応した新たなハーネスが登場し、大きな変化がもたらされるだろう」。
彼の主張は正鵠を射ている。2026年には、こうした動きがどのように展開していくのか、注視していきたい。


