金と銀は2025年に記録的な上昇を遂げた
金と銀は2025年に記録的な上昇を遂げ、銀は最大で150%上昇し、金も65%急騰した。利下げや地政学的な不透明感、例えば米国によるベネズエラ指導者のニコラス・マドゥロの拘束や、今週末に起きたイランでの抗議活動など、複数の要因が重なって貴金属価格を押し上げた。
銀については、電気自動車(EV)の製造やAIデータセンターでの利用など、さまざまな技術分野での需要増加も価格上昇を後押ししている。さらに、主要な銀輸出国である中国が2026年初めに発動した新たな輸出規制も、銀価格を押し上げる要因となった。これらの規制について、イーロン・マスクは批判的な見解を示しており、ゴールドマン・サックスのアナリストは先日、この規制によって銀市場は「統合された世界的システムから、地域ごとに分断された在庫体制へ移行する」と指摘し、その結果、価格は「急激で局地的な変動を起こしやすくなる」と述べた。
また、トランプが銀に関税を課すのではないかとの懸念から生じた価格の締め付けにより、銀は米国内の保管庫に大量に流入し、ロンドンの取引拠点では供給不足が発生した。これが、銀価格の変動性をとりわけ高める要因となっている。


