エクソン・モービルの株式は米国時間1月12日早朝の時間外取引で下落した。同社CEOがベネズエラを「投資不適格(uninvestable)」と評した発言にドナルド・トランプ大統領が不快感を示し、米国がニコラス・マドゥロを拘束した後に進めている、米国企業によるベネズエラ投資促進の取り組みから、同社を除外する可能性があると述べたためである。
トランプは11日、エアフォース・ワン機内で記者団に対し、9日にホワイトハウスで開かれた主要石油企業幹部との会合の場で、エクソン・モービルのダレン・ウッズCEOがベネズエラを「投資不適格」と表現したことを批判した。
トランプは「エクソンの反応は気に入らなかった」と述べ、具体名は挙げなかったものの、ベネズエラ進出を望む石油会社は「非常に多い」と付け加えた。
さらにトランプは「おそらくエクソンは外すことになるだろう(中略)あまりにも小賢しいやり方をしている」と語った。
ベネズエラに投資する企業に対し、米国政府が保証や安全網を提供するのかと問われると、トランプは「彼らは安全だ」「問題は一切起きない」と述べた。
そして「過去に問題が起きたのは、当時大統領がトランプではなかったからだ」と付け加えたが、企業に対して財務的な保証が提供されるのかどうかについては明言しなかった。
エクソン・モービルの株価が下落
12日早朝の時間外取引で、エクソン・モービルの株価は1.03%安の123.33ドルとなった。同社株は、9日のホワイトハウスでの会合後に1.38%上昇していた。エクソン株が時間外で下落する一方、競合のコノコフィリップスとシェブロンの株価は、それぞれ0.50%高、0.83%高となった。
エクソン・モービルのダレン・ウッズCEOは会合で何を語ったのか
9日にホワイトハウスで開かれた石油大手幹部の会合で、ウッズは次のように述べた。
「当社はベネズエラで非常に長い歴史を持っている(中略)現地資産は過去に2度押収された。3度目の再参入となれば、これまで見てきた状況や現在の状態から考えて、かなり大きな変化が必要になることは想像に難くない」。
加えて彼は、「現在のベネズエラにおける法制度や商業的な枠組みを見る限り、現時点では投資不適格だ。したがって、商業的枠組みの大幅な変更、法制度の改革、持続的な投資保護、そして同国の石油・ガス産業を規律する炭化水素関連法の変更が必要になる」と述べた。
ただしウッズは、トランプ政権が「ベネズエラ政府と手を携えて取り組む」ことで、こうした変更を実現できるとエクソンは確信しているとも付け加えた。



