働き方

2026.01.20 16:00

AI主導の職場で必要とされ続けるため、イノベーションを活用する「4つの方法」

Shutterstock.com

Shutterstock.com

客観的に見て、私たちは仕事の歴史における大転換期の1つを生きている。人工知能(AI)はもはや未来像でも、イノベーションラボでひっそりと試験されているプロジェクトでもない。AIは日々の業務フローや意思決定、顧客とのやり取りに組み込まれており、価値そのものの創出においてはその傾向が強まっている。

AIはイノベーションの新たな可能性を切り拓く一方で、ますます自動化が進む職場で自らの存在意義を保とうとする労働者に新たな課題を突きつけてもいる。ここ数カ月だけでも、数万人ものホワイトカラー労働者が解雇されており、Klarna(クラーナ)やSalesforce(セールスフォース)といった企業の経営陣はレイオフの主な理由として明確にAIを挙げている。

一方で、一部の批判的な人は、AIを表向きの理由として利用しているにすぎないと主張している。企業の目的は、実際にはコスト削減やお粗末な経営判断に起因する人員削減を正当化することだという。

いずれにせよ、職場におけるAI活用の拡大によって、多くの従業員が雇用の安定性に不安を抱いている点に変わりはない。これまで同様に今後も存在意義を保ちたいと願う従業員は自らのキャリアを守り、場合によっては再構築するためにイノベーションを活用する必要がある。

そこで本稿では、個人やチーム、組織がこの先も存在意義を保つためにイノベーションを活用する4つの実践的な方法を紹介しよう。

1. AIでスキルアップする

AIに仕事を奪われるのではないかと不安を抱くなら、労働者がまず取り組むべきことの1つは、自分の仕事でのAI活用を学ぶことだ。あるレポートでは、AIを活用している労働者はAIを使っていない人よりも40%多く稼いでいることが示されている。

こうした労働者は、数値計算やレポート作成といった作業を効率化するためにAIを使うだけでなく、アイデアを試したり、よいアイデアをより速く生み出すためのブレインストーミングを行ったりするのにも活用している。つまり、自分の創造的な力を最大限に引き出すために雑務をAIに外部化し、合理化しているのだ。

多くの雇用主はAI研修を提供しておらず、どう対応するかどうかは従業員に委ねられている。自分の仕事に関連する様々なAIツールを学ぶことは、革新的な取り組みを引き出し、職務でより大きな価値を提供するという点において強力な差別化要因となる。

AIを「思考のパートナー」として扱うプロフェッショナルは、大きな優位性を得ている。ユースケースの検討でChatGPT(チャットGPT)やClaude(クロード)といったツールを使っているプロダクトマネジャー、生成AIでメッセージ案を検証するマーケター、Tableau GPT(タブローGPT)のようなAI搭載BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用するアナリストたちは仕事を委ねているのではなく、自分の影響力を増幅させている。

次ページ > 2. 適応力を重要視する

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事