AI(人工知能)アプリケーションは、企業とその従業員によって、より良いメールの作成、トピックのリサーチ、アイデアの補完、ポリシーの作成、契約書のレビュー、基本的なエージェント業務の実行などに、着実に活用されるようになってきている。しかし、デスクワーカーではない従業員、つまりプロジェクトマネージャー、建設監督者、安全技術者などが仕事を遂行するために必要なものについて考えてみてほしい。そこにOpenSpaceのような企業が参入している。
視覚的AI
OpenSpaceは、主に建設業界の顧客が現場で起きていることを記録し、それをタイムスタンプ付きの視覚的記録として残すことで、マネージャーがプロジェクトの進捗を追跡し、問題を特定し、スケジュールをより適切に把握できるよう支援している。
従業員数350人のこの企業は、現場を歩く人が携行する360度カメラ(当初のアプローチ)、スマートフォン(特定のワークフロー、特に現場メモ用)、そして最近追加されたドローンを使用して現場の状況を記録し、Googleストリートビューのような外観と操作感を持つナビゲート可能な視覚レイヤーを作成する。これにより、プロジェクトマネージャーは過去の異なるタイムスタンプを使用して、地図のようにプロジェクト内を移動できる。
24時間365日の観察者が定期的にオフィスに進捗を報告し、それが即座にデータに変換され、AutodeskやProcoreのようなプロジェクト管理システム、またはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)システムと統合される様子を想像してほしい。あるいは、経験豊富なプロジェクトマネージャーが現場を歩いて結論づけるであろう内容を、AIが進捗追跡として実現するのだ。
AIの次なる波
OpenSpaceのCEOであるジーヴァン・カラニティ氏は、これがAIの次なる波だと考えている。それはテキストベースではない。視覚的かつ空間的なものになる。そして、それこそが同社が行っていることであり、顧客によって毎週約2000万枚の画像が記録されている。
「今日のAIの多くは、テキストや文書に非常に重点を置いている」と同氏は語った。「しかし、現実世界はテキストではなく、実際の物理的現実だ。我々のようなAIシステムは、文書やスプレッドシートだけでなく、実際の物理世界の画像を処理する」
人々は現実をさまざまな方法で解釈できる。しかし、百聞は一見に如かずだ。そして、目の前にあるものについて解釈を議論するのは難しい。AIは今、それを実行するために使用されており、最も重要なことは、物事がどこに向かっているかを予測する支援をすることだ。プロジェクトは予定通り、時間通りに進んでいるか。今後問題が発生する可能性はあるか。
これは、作業が完了した後に「元に戻す」ボタンがない建設業界の企業にとって特に重要だ。OpenSpaceはAIを使用して時間の経過とともに持続的な視覚記録を作成するため、カラニティ氏によれば、それは「真実の情報源」であり、再訪問、監査、分析が可能なものとなる。
インフラとしてのAI
OpenSpaceのようなプラットフォームは通常、単独では存在しない。それらはミドルウェアの一形態であり、現場からビデオや画像情報を記録し、AIを使用してデータを解釈し、それを他のアプリケーションに渡す。カラニティ氏は、OpenSpaceがすべてを行おうとしているわけではないことを明確にしている。
「我々は、データが意思決定が行われる場所に流れることを望んでいる」と同氏は語った。「これはインターフェースではなく、インフラだ」
カラニティ氏は、AIがまだ現場の労働者にとって大きな変化をもたらしていないことに同意している。しかし、テクノロジーが現実世界のデータをより確実に解釈し、それを内部システムやプロセスに適用できるようになるにつれて、今後3年から5年でこれが変わると同氏は考えている。
「AIの次の画期的な段階は、オフィスで感じられるものではない」と同氏は語った。「それは建設現場、工場、倉庫、物理的環境で感じられるだろう。なぜなら、組織を運営する人々は、意見だけでなく、仕事の事実を求めているからだ」



