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2026.01.14 12:30

「Officeは死んだ」とPerplexity AIが誤情報を拡散、マイクロソフトが火消しに追われる

Shutterstock

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Perplexity AI(パープレキシティAI)による公式アカウント「Ask Perplexity」が、Office(オフィス)について誤った情報を拡散中だ。しかもその影響で、どこからともなく起きたマイクロソフトのブランディングへの反発がバイラルに広まった。マイクロソフトは今、数億人のOfficeユーザーを安心させようと火消しに追われている。

Perplexity AI公式アカウントがOfficeについて誤情報を拡散、今なお修正されず

「なぜ『Officeは死んだ』がまた話題の中心になっているのでしょう?」とWindows Latestは問いかける。原因はX上のバイラル投稿で、「特にPerplexity AIが、マイクロソフトがOfficeブランドを葬り、何百万人ものユーザーが一夜にしてAIユーザーになったと主張している」という。

Perplexityは先週「速報です。マイクロソフトがOfficeを『Microsoft 365 Copilot app』に改名しました。4億人のユーザーが一夜にして『AIユーザー』になりました」と投稿した。これは問題だ。とりわけマイクロソフトとグーグルが進める「何でもAI」というアプローチは、重大なセキュリティとプライバシー上の懸念を高めかねないからだ。

Perplexity AIの投稿内容は誤っており、多くの人の誤解を招く。しかし修正や削除がなされないままで、すでに約400万回表示されている。Office関連で実際に起きたのは、マイクロソフトによる最新のリブランドだ。『Office Hub』を『Microsoft 365』に改称していた同社は、その「何でもAI」志向の製品マーケティング部門が機会を捉え、再び名称を変えた。今回は『Microsoft 365 Copilot』だ。

Windows Latestは「この混乱は、マイクロソフトが製品の命名をいかに下手にやっているかを示す完璧な例であり、Copilotが全社に展開されるにつれて悪化する一方です」と述べる。つまりOfficeは死んでいないが、ブランディングはゆっくりと消されつつある。「マイクロソフトは何年も前から、消費者向けブランドとしての『Office』を段階的に縮小し、代わりにMicrosoft 365を押し出してきました。そしてMicrosoft 365は今もMicrosoft 365のままです」。

Windows Latestによると、マイクロソフトはこの説明に対して次のように応じたという。「当社は最近、Officeアプリの名称変更を行っておりません。Microsoft 365の生産性スイートに含まれるOfficeアプリであるWord、Excel、PowerPointは変更されていません。2022年11月には、ウェブとモバイル向けのOffice『Hub』アプリのみをMicrosoft 365 appに改名しました。2025年1月には、CopilotとMicrosoft 365の生産性体験を1か所にまとめる役割を反映するため、これをMicrosoft 365 Copilot appに更新しました」。

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翻訳=酒匂寛

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