世界で最も人気のあるメールプラットフォーム、Gmailを利用する30億人以上のユーザーにとって、決断の時が来た。そして、暴走するAI列車があなたに代わって決断を下す前に、実際に自分で判断を下す必要がある。あなたは今後、データを処理・分析する一連の新しいGeminiアップグレードに自動的に組み込まれることになる。1度そうなれば、もう後戻りはできない。
メール作成を支援する「Help Me Write」、返信内容を提案する「Suggested Replies」
Gmailユーザーであれば、「Gmail is entering the Gemini era」(GmailはGemini時代に突入しています)という案内を目にしたはずだ。これは新しい話ではなく、すべてのユーザーへの展開が始まった段階である。「本日より、すべてのユーザーが『Help Me Write』を使用して、メールの推敲やゼロからの下書き作成ができるようになります。また、会話の文脈を活用して関連性の高いワンクリック返信を提案する新しい『Suggested Replies』も追加されます」。
英語環境の米国Gmailユーザー、Google AI Pro/Ultra契約者から開始
このアップグレードは地域と言語ごとに順次展開される──グーグルによるGmail市場支配拡大の最新版だ。「これらの改善の多くはGemini 3によって実現されています。これらの新機能は本日(編注:米国時間1月8日)より米国のGmailユーザー、およびGoogle AI ProとGoogle AI Ultraの有料会員に向けて展開を開始します。まずは英語から始め、今後数カ月で他の言語や地域にも拡大していく予定です」。
AIを使ってメールを管理できる「AI Inbox」(AI受信トレイ)も提供予定
この方向性はすでに踏み固められた道である。GmailのAI(人工知能)アップグレードは段階的に導入されており、メールの分類や検索方法を変え、メールや返信の作成・編集を支援し、グーグルが発表した統合型「AI Inbox」(AI受信トレイ)へと向かっている(編注:校正機能など一部機能はGoogle AI ProとGoogle AI Ultra契約者対象。法人向けにはGoogle Workspaceの一部機能「Gemini in Gmail」として提供)。
これまでの各段階で私が警告してきたように、グーグルがクラウド処理であなたの受信トレイを分析することには、セキュリティとプライバシーに関する懸念があることを念頭に置いておくべきだ。「Gmailの受信トレイにAIが増えることが気に入ればと願う」とIT専門メディアのThe Registerは述べている。



