米国がベネズエラ指導者のニコラス・マドゥロを拘束してから1週間余りが経過した米国時間1月11日、ドナルド・トランプ大統領は、キューバ指導部に対し「取引をする必要がある」と圧力をかけた。トランプはトゥルース・ソーシャルへの投稿で、キューバがこれからベネズエラから輸入できる石油の量は「ゼロ」だと主張した。
トランプは、キューバは「ベネズエラからの大量の石油と資金」によって存続してきたと述べ、トランプ政権によるベネズエラへの介入以降、同国からは「もはや一切」流れなくなると主張した。
大統領はまた、マドゥロ拘束作戦でキューバ軍の関係者32人が死亡した後、ベネズエラはもはやキューバの治安部隊の支援を必要としておらず、「世界で最も強力な軍」によって守られているとも強調した。
11日朝のトゥルース・ソーシャルへの一連の投稿で、トランプはキューバに執着する姿勢を見せ、ミームや称賛的なコメントを再投稿した。その中には、マルコ・ルビオ国務長官がキューバの大統領になるというジョークを載せた投稿も含まれていた(ルビオはキューバ系移民の子である)。
ワシントン・ポストは、業界分析企業のデータを引用し、キューバは2025年に輸入した石油の大半をベネズエラから調達していたと報じた。また、過去にはメキシコやロシアからの供給にも依存していたという。
一方、キューバのミゲル・ディアス・カネル大統領は、Xへの一連の投稿で、同国の経済的苦境の原因は米国にあると非難し、「これらの困難は、米国が60年にわたり我々に課してきた極端で窒息的な強硬措置の結果であり、今やそれをさらに強化しようとしている」と主張した。
米国は1962年以降、キューバに対する禁輸措置を維持している。バラク・オバマ元大統領は在任中に一部の貿易関係の正常化を進めたが、トランプは第1期政権で迅速に方針を転換した。ディアス・カネルはトランプの名前を明示しなかったものの、「人命さえもビジネスに変える者たち」を痛烈に非難し、その後「我々に何をすべきかを指図する者はいない」と宣言した。
米国は先日、カラカスにあるベネズエラ軍施設に対する夜間急襲作戦によりマドゥロを拘束した。マドゥロは現在、麻薬テロに関してニューヨーク南部地区連邦地裁で起訴されている。これと並行して、トランプ政権は、ベネズエラ産石油を輸送する制裁対象の石油タンカーを押収する作戦を継続すると強調し、実際に9日には新しいタンカーを拿捕している。米エネルギー情報局によると、ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を有する。ニューヨーク・タイムズは、これまでに拿捕された船舶の少なくとも1隻が、キューバ向けに石油を輸送していたようだと報じた。



