疑似科学から心理学的フレームワークへ
占星術の信奉者と懐疑論者の双方が犯しがちな誤りは、占星術を因果関係の議論として扱うことである。占星術の信奉者は、惑星の位置が人間の性格的な特性を引き起こすと考える。そして、その懐疑論者は、この主張が誤りであるとして、システム全体を退ける。
しかし、黄道十二星座が有用であるという証明のために、天体力学は必要ない。黄道十二星座は性格類型であり、それも高度なものである。誕生日によって星座を割り当てるのではなく、アーキタイプに焦点を当てれば、現代の心理学と驚くほど相性の良いフレームワークが残るのだ。
実際、黄道十二星座は純粋に科学的なモデルより優れている点さえある。ビッグファイブの特性は抽象的で覚えにくいのだ。「開放性が高く、誠実性が低い」と言われても、鮮明なイメージは浮かびにくい。しかし、「いて座(束縛を拒む冒険的な哲学者)」と言われれば記憶に残る。物語の中に自分を感じることができる。
アーキタイプが機能するのは、人間が統計ではなく物語で考えるからである。「高いエージェンシー、高い外向性、低い誠実性」よりも、「戦士としてのおひつじ座」の方が記憶しやすい。黄道十二星座は、心理学でいうところの「ナラティブ・アイデンティティ」、すなわち自分自身を人生の物語の登場人物として理解する方法を提供するのだ。
あなたの本当の星座が明かすもの
性格特性に基づいたゾディアック・テストを受けると、多くの人が、その結果が誕生日を基準にした「これまでの星座」とまったく一致しないことに驚くだろう。11月生まれの「さそり座」の人が、実際にはふたご座の特性を体現しているかもしれない。7月生まれの「かに座」が、野心的で感情を表に出さず、長期的な目標に集中する、典型的なやぎ座である可能性もある。
これは占星術が失敗したことを意味するのではない。修正する試みである。あなたの本当の星座は、生まれた時期ではなく、あなたが実際にどのような人間であるかに基づくのだ。
このフレームワークは、さらに深い事実も明らかにする。性格はランダムではない。同じパターンが何度も現れる。綿密に計画するリーダー(やぎ座)、即時的なつながりを生きがいとする支援者(かに座)、妥協を拒むビジョナリー(みずがめ座)。これらのアーキタイプが繰り返し現れるのは、世界の中での安定した在り方を表しているからである。
本当の星座を理解することは自己理解につながる。同時に、他者を理解するための言語も提供する。パートナーが「不動」タイプで、自分が「柔軟」タイプだとわかれば、意思決定を巡って衝突する理由が理解できる。同僚が現在志向で、自分が未来志向だとわかれば、相手が衝動的に見え、自分が硬直的に見える理由がわかる。
あなたの本当の星座は、星に書かれているのではない。あなたがどのように主導し、どのように支え、どのようにエネルギーを回復し、どのように変化に対処し、時間にどう向き合うかというパターンに書かれている。これらのパターンは人類文明と同じくらい「古く」、そして今朝の行動と同じくらい「新しい」のである。


