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2026.01.12 18:00

誕生日ではなく「性格で決まる」あなたの本当の星座、十二星座占い有用性を心理学者が解説

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性格(そして星座)を定義する4つの次元

現代の人格心理学では、一般に「ビッグファイブ」が用いられる。すなわち「開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症の傾向」という5つの性格特性である。しかし、何世紀にもわたる星座の記述を検討すると、繰り返し現れる4つの次元が浮かび上がる。

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・「支配性」対「支援性」
ある星座は生来のリーダーであり(おひつじ座、しし座、やぎ座)、別の星座は支援者や養育者として描かれる(かに座、うお座、てんびん座)。これは、心理学でいうエージェンシー(作動性)とコミュニオン(共同性)、あるいは研究者が「先行する」対「調和する」と呼ぶ構成概念に対応する。

・「外向性」対「内向性」
火と風の星座(おひつじ座、ふたご座、しし座、いて座)は、社交的で対人交流から活力を得るとされる。一方、地と水の星座(おうし座、かに座、おとめ座、さそり座)は、より控えめで内省的に描かれる。この次元は、ビッグファイブでいうところの外向性とほぼ同一である。

・「不動」対「柔軟」
占星術では、星座を「不動(頑固で信念が強い)」と「柔軟(適応的で柔らかい)」に分ける。おうし座とさそり座は動じず、ふたご座とうお座は変化して流れる。パーソナリティサイエンスでは、これは誠実性と経験に対する開放度との緊張関係、より正確には、心理的な硬直性と柔軟性の対比に近い。

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・「未来志向」対「現在志向」
長期的な計画や「満足遅延(編集注:より価値があり長続きする後の報酬のために、即時の報酬の誘惑に抵抗する能力)」を特徴とする星座(やぎ座、おとめ座)がある一方で、即時的な快楽や自発性を重視する星座(おひつじ座、ふたご座)もある。この次元は、性格研究の文脈では「時間的志向性」として表され、自己制御の特性と密接に関連している。

これら4つの次元を黄道十二星座に当てはめると、注目すべきことが起こる。12の星座は、それぞれが4次元の性格空間において固有の位置を占めるのである。おひつじ座は支配的で外向的、柔軟で現在志向である。やぎ座は支配的で内向的、硬直的で未来志向である。うお座は支援的で柔軟、現在志向である。

黄道十二星座が今も有効である理由

黄道十二星座が長く生き残ってきたのは、天体の影響があるからではない。それが優れた性格分類であることの証拠なのである。古代の占星家たちは人間行動の鋭い観察者であり、人の思考、感じ方、行動における、意味のある差異を捉えるためのシステムを作り上げた。

例えば「不動」の星座(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)を考えてみよう。これらの星座はそれぞれ異なるが、いずれも頑固さや妥協しない姿勢で知られている。このまとまり方は心理学的に理にかなっている。これらの星座は他の次元では異なる(しし座は外向的で、さそり座は内向的)が、人生への取り組み方を定義する、共通した硬直性を共有している。

「柔軟」の星座(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)を見ると、いずれも適応的で柔軟だとされるが、その表れ方は異なる。ふたご座は会話や知的なピボットによって適応する。うお座は感情的な吸収によって適応する。おとめ座は体系的な調整によって適応する。それぞれの表れ方は異なっても、核となる次元は一貫している。

これが優れた性格モデルの働き方である。つまり、異なる組み合わせによって独自のタイプを生み出すような、核となる次元を特定するのである。

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翻訳=江津拓哉

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