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2026.01.17 17:00

精神的に成熟した人が「他者と親密になれない」3つの理由

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「精神的に成熟していること」は、しばしば心理的な健康の最高到達地点と見なされる。自分の感情を理解し、振り返りの中でそれを言語化でき、意図的に調整し、落ち着いて冷静に伝えられる人は、理想的なパートナーだと評価されがちである。

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しかし多くの場合、精神的な「成熟」は自動的に感情的な「親密さ」へとつながるわけではない。実際には、親密さが求める脆弱性を避けるために、あえて高度な感情スキルを身につける人もいる。本稿では、表面的には感情的に成熟しているように見えながら、真の意味での親密さに対して、心理的な防御を保っている人に見られる3つのサインを示す。

1. 精神的な成熟が「言葉」に限定されている

精神的に成熟した人は、概して豊かな感情表現の語彙を持っている。自分がどう感じているのかを明確に言語化でき、反応の理由を説明し、内面の体験を容易に振り返ることができる。しかし、親密さに必要なのは、感情に名前を付けること以上のものであり、感情的に自分を露出することが求められる。

2022年の対照実験研究では、個人的な事実に加えて感情を開示した参加者は、事実のみを共有した場合よりも、対人関係の近さを強く感じさせると評価された。

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言い換えれば、自己開示が親密さを予測するのは、個人的なリスクと感情的な開放性を含む場合に限られる。慎重に管理され、感情が抑え込まれた形で語られるだけでは不十分である。

親密さを避ける人は、選択的に共有する傾向がある。すでに処理し終えた感情については話すが、未解決で混乱していたり、拒絶への恐れと結びついた感情は避ける。心理的に見ればこれは、自分を開放していると錯覚しながら、感情のコントロールを維持しようとする仕組みである。

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翻訳=江津拓哉

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