上司と良好な関係を構築する「マネージング・アップ」(managing up。上司の傾向を把握して仕事をスムーズに進める手法)には、イメージが1人歩きしているという大きな問題がある。マネージング・アップと聞くと、人はすぐに上司のご機嫌取りや熱心なふりと結びつけてしまう。多くのプロフェッショナルが避けるのも無理はない。
しかしマネージング・アップは単に上司を持ち上げることではない。実際、上司の手間を省くことではなく、むしろ仕事のやり方を自分でコントロールするためのスキルだ。
結局のところ、私たちはハイブリッドチームや24時間体制のスケジュール、4世代が肩を並べて協働する世界で働いている。リーダーが自分より若いかもしれない世界、階層より人間関係が重視される世界、そして「対面」がリモート会議を通じたものである世界だ。
この新たな現実では、余裕がない時でも自分のアイデアへの賛同を得る必要がある。また、業務を次々と押し付けられるとき、明確な境界線を引かなければならない。残念ながら、注意が散漫だったり対立を避けたり、あるいはフィードバックが下手なリーダーは常に存在する。だがマネージング・アップをマスターすれば、リーダー自身の課題に振り回されることはなくなる。
2026年にはマネージング・アップがこれまで以上に重要になる。その根底にある変化は次の通りだ。



