2026.01.13 15:00

絶景に歴史、美食に癒される──女性の海外一人旅にお勧め、「真の贅沢」を味わえる国・都市3選

チュニジア シディ・ブ・サイド(Shutterstock.com)

チュニジア シディ・ブ・サイド(Shutterstock.com)

旅をするなら、一人旅がいちばんかもしれない。

一人旅をする女性が、世界的に増え続けている。その背景にあるのは、経済的な自立や柔軟な働き方、ウェルネスの文化だ。さらには、自分の物語をデジタルで発信できるプラットフォームが普及したことで、女性が自分流に世界を旅することが一般化され、称賛されるようになった。

いまや、世界全体の一人旅予約のなかで、女性の占める割合は半数を超えている。そして、女性の一人旅というカテゴリーが成熟するのに伴い、以前から「一人旅の初心者」向けとされてきたタイプの目的地ではなく、文化的により豊かな、深い体験が可能で、視野を広げられるような目的地を目指す旅行者が増えている。

そこで今回は、一人旅をする女性にとって、意外だけれども満足感が得られる旅先を探るべく、Los Angeles Times Studios(ロサンゼルス・タイムズ・スタジオ)のトラベルライター、アンジェリーク・チェンバレンに話を聞いた。チェンバレンは、過去20年間で7大陸すべてを含む103カ国に旅した経験を持つ。そんな彼女にとって、旅の目的はごくシンプルだ。

「世界を見て、世界から学ぶこと。到着した時よりも強い好奇心を抱きながら、旅先を離れること」

チェンバレンには、旅をする時に従う重要な原則がいくつかある:

・一人旅の時は大手ホテルを予約し、ブティックホテル(小規模で個性的なホテル)は、グループ旅行のために取っておくこと。
・移動手段とツアーの手配はホテルに頼むこと。
・旅先の文化に適した服装を心がけること。
・旅行時の位置情報を、信頼できる人と共有すること。
・外食を楽しみつつ、ホテルに無事戻るまではアルコールは控え目にすること。

そして、チェンバレンが何よりも重視しているのは、自信と好奇心を持つことだ。

「一人旅だからといって、孤独な旅というわけではありません」とチェンバレンは言う。「一人旅とは、自分に対して、世界に対して、心を開くことです」

では、2026年に有意義な一人旅を楽しみたいと考えている女性に向けて、チェンバレンがお勧めする旅先を3カ所紹介しよう。

1. チュニス(チュニジア):歴史が息づく奥行きと、時を超える美しさ

「偉大な将軍たちの足跡をたどりたいので、チュニジアへの旅を計画しました。(カルタゴの名将)ハンニバル・バルカが活躍した場所を訪れたいと思ったのです」とチェンバレンは話す。

ハンニバルは、第二次ポエニ戦争(紀元前218年に始まり201年に終わった、共和政ローマとカルタゴの戦争)で名を馳せた将軍だ。地中海に面したカルタゴは、かつて優れた文明を築いていた。現在はチュニジアの一部となっていて、人々は古代遺跡の上に町を築いて暮らしている。

「チュニスという都市自体が素晴らしいのです」とチェンバレンは言う。「アフリカ、中東、欧州の建築様式が融合しており、独特の雰囲気です」

とりわけ印象に残ったのは、チュニス郊外の崖の上にある町「シディ・ブ・サイド」だという。白い壁と、青い屋根や扉の建物、民芸品店、ゆったりとくつろげるカフェ、海を臨む屋上テラスで知られている。

「まるで映画のワンシーンのような場所です」とチェンバレンは説明する。「静かで、華やかで、落ち着いています」

チュニスには、世界屈指の保存状態の良さを誇るローマ遺跡もある。

・ドゥッガ:驚くほど昔のまま残っているローマ都市の遺跡。
・エル・ジェム円形闘技場:収容人数3万5000人は、ローマのコロッセオに匹敵する規模。

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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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