受験当日の声かけは、短く、過度にならないこと
受験当日の朝の声かけについては、「特別な言葉はかけなかった」という回答が目立った。声かけは以下の3つのパターンにわけられる。
ひとつ目は、普段通りの挨拶だ。「おはよう」「いってらっしゃい」といった日常の言葉で送り出し、受験当日を特別な一日にしすぎないようにしているようだ。
ふたつ目は、落ち着かせるひと言。「大丈夫」「いつも通りでいい」といった短い言葉で、不安を和らげようとしている様子が見える。長く語らず、繰り返さない点も共通していた。
3つ目は、これまでの努力を認める声かけだ。結果ではなく、ここまで積み重ねてきた過程に触れることで、自信を持って会場に向かわせたいという思いが感じられる。
当日のサポートと、もしもの備え
声かけ以外にも、保護者はさまざまなサポートを行っていた。送迎や前泊によって移動の負担を減らす、朝の支度や時間管理を手助けする、忘れ物がないか確認するなど、当日をスムーズに進めるための裏方的な役割が中心だ。
また、もしもの事態に備える動きも多かった。常備薬や防寒具を用意する、体調不良時の連絡方法や対応を事前に確認しておくなど、万が一を想定した準備が保護者にも受験生にとっても安心感につながっていたようだ。
令和は、特別感や験担ぎはなし
かつては「勝つ」にかけてトンカツを朝食に食べる時代もあった。これもまた親心であっただろうが時代は変わった。現在は験担ぎよりも、受験する本人の体調や日常のリズムを優先する考え方が、受験当日のサポートとして定着しつつあるようだ。


