リスク許容度に応じた資産配分
投資家は、自身のリスク許容度に応じてポートフォリオを配分すべきである。リスク許容度は、以下の4つの要因によって決まる。
・投資している資産の具体的な目的(例:老後資金)
・その目標までの期間、または資金をすべて必要とする時期(例:25年後)
・他の資産や収入の有無を含めた、リスクを取る能力
・心理的にどの程度のリスクを受け入れられるか
老後資金のように長い時間軸を持ち、リスクを取る能力と意思の両方が高い場合、リスク許容度は高く、資産の100%を株式に配分する選択肢もあり得る。
一方、2年後に住宅を購入するといった短期的な目標があり、そのための資産がそれだけで、期間中に大きな価格変動があれば強い不安を感じるようであれば、リスク許容度は低く、ほぼ100%を債券や現金に近い資産に配分するのが適切だろう。
このように、短期的な変動は積極的な投資家にとっては問題にならず、保守的な投資家は変動性の高い資産へのエクスポージャーを持つべきではないこともある。
幅広い分散投資
多くの投資家には「ホームバイアス」と呼ばれる傾向がある。これは、自国の証券に過度に偏った投資を行ってしまうことを指す。この偏りは、世界全体の時価総額に合わせてポートフォリオを構築することで是正できる。時価総額とは、発行済み株式数に株価を掛け合わせたものである。
この考え方に基づくと、2024年末時点では、ポートフォリオのうち65%を米国企業、23%を米国以外の先進国、12%を新興国に配分するのが妥当であることを示している。
ベネズエラについて付け加えると、同国の株式市場の時価総額は、経済規模と比べても他国に比して小さい。新興国市場全体の中でも、その比率は0.01%未満にすぎない。
ファイナンシャル・アドバイザーに相談する
市場について不安や迷いを感じたときには、同僚や近隣住民、家族と話すよりも、専門家に相談すべきである。専門家は、投資目標やリスク許容度を再確認し、現状を簡潔に説明し、誤った情報を正してくれるだろう。アドバイザーと協働する大きな価値の1つは、行動面での助言にある。


