今は、企業の研修カレンダーが埋まり始め、経営陣がキックオフイベント、戦略会議、年間の学習プログラムの計画を立て始める時期だ。来年度に向けた準備を進める中で、多くのリーダーたちは、AIとより効果的に働くための5つの成長スキルに注力している。同時に、低いエンゲージメントや、より大きなイノベーションの必要性にも対処しようとしている。
AIがほぼ何でもできるように見え、雇用の安定に対する懸念が依然として現実のものとして残る現在、リーダーたちはAIの活用方法を導く人間自身の能力を強化する必要があると認識している。AI主導の環境で不可欠とされるスキルには、「好奇心」「批判的思考(クリティカルシンキング)」「テクノロジーとの協働」「創造性」、そして急速な変化の中での「心理的安全性」が含まれる。AIの能力と並んで、これらの人間の成長スキルに学習の重点を置く組織は、2026年に好業績を上げる態勢が整うだろう。
なぜ「好奇心」がAIと働く上でより重要な成長スキルなのか
私が好奇心について書き始めた頃、職場で好奇心を育成することにはほとんど関心が向けられていなかった。好奇心は、リーダーが影響を与えたり支援したりできるものではなく、性格特性として扱われることが多かった。しかし、それは変わった。特にAIが日常業務でより一般的になるにつれて、その傾向は顕著だ。好奇心は基盤となるスキルとしてますます認識されている。なぜなら、好奇心は人々が問題にどうアプローチし、どう質問し、どう情報と向き合うかに影響を与えるからだ。
好奇心を持つことが奨励されると、人々は質問をしたり、さまざまなアプローチを探ったり、すでに答えを持っていなければならないというプレッシャーを感じることなくアイデアを提案したりすることに、より抵抗がなくなる。これは、“AIが素早く回答を生成できる環境”において特に重要になる。好奇心は、人々が出力結果を額面通りに受け入れるのではなく、思考に関与し続けることを助ける。
好奇心がある場合、AIが最初に提示した答えをそのまま採用しない
私がチームと働く中で、好奇心がある場合とない場合では明確な違いが見られる。好奇心があると、人々はデータに埋め込まれた前提に疑問を呈し、代替案を探り、先に進む前に立ち止まって考える姿勢を持つ。好奇心がないと、人々は状況に完全に適合していなくても、最初に表示された答えをそのまま採用しがちである。
組織が好奇心に投資するのは、好奇心がより良い意思決定、より思慮深いテクノロジーの活用、そしてより強いエンゲージメントにつながるからである。AIがより多くのワークフローに組み込まれるにつれ、好奇心は、人々が情報の受動的な受け手ではなく、仕事への能動的な参加者であり続けることを助ける。



