一方、インドとスリランカ発祥の伝統医療、アーユルヴェーダのアプローチを取り入れているデザイナーであり、各国の伝統的な織物を使用した衣料品を扱うabacaxi(アバカーシ)の創業者でもあるシーナ・スードは、こう述べている。
「占星術と香りを関連づけるというのは、いい考えだと思っています。音楽や色、ファッションと同じように、香りには気分を高揚させたり、変えたり、私たちを夢中にさせる力があるからです」
スードはアーユルヴェーダを学んだことを通じて、「ウェルネスは心と体、精神のバランスによって成り立ち、宇宙は風、水、地、火、空という5つのエレメントから成り立っている」との考え方を信じるようになったという。
自分の香りを知る
クロアチアの占星術師、ディエゴ・トムリャノヴィッチが強調するのは、自分の香り、「シグネチャー・セント」を選ぶときに重要なのは、まさに星座だと語る。
「すべての星座には、それぞれの強みと弱みがあります。ですから、身につける香りはあなたがより本当の自分らしくあり、他者から誤解されることが減るようなものであるべきです」
具体的には、4つのエレメントに属する星座とその支配星、それらに対応する香りは、以下のようになっている。
・火のエレメント:牡羊座/火星、しし座/太陽、いて座/木星
情熱的なエネルギーを反映するような、温かみのあるスパイシーな香り、アンバー、お香など
・地のエレメント:牡牛座/金星、乙女座/水星、山羊座/土星
官能的な性質を反映するサンダルウッド、モス、ラベンダーなど、ウッディな香り
・風のエレメント:双子座/水星、天秤座/金星、水がめ座/天王星
知的な本質に合うさわやかなシトラス、フローラル、グリーンティーなどの香り
・水のエレメント:蟹座/月、蠍座/火星・冥王星、魚座/海王星
感情的な深みを感じられるシーソルト、ジャスミン、ロータスなど、ノスタルジックな香り
関心を集める「セント・アストロロジー」において現在、特に注目されているのはジャスミンの香りだ。スードが最初に発売したフレグランス「Tropic of Sheena」はその印象を決定づけるキーノートに、「身体的な感覚に対する意識と、想像力を高める」といわれるフローラルノートのジャスミンを採用している。


