将来不安を抱える50代の実情
また、調査ではこれからの人生(老後を含む)について「不安の方が大きい」と回答した人が7割に達した。50代独身者の多くが、自由気ままに生きているというより、将来への不安を強く意識している状況が浮かびあがる。

一方で、パートナー探しに対するイメージを聞いた設問では、「面倒くさい・エネルギーがいる」が3割でもっとも多かった。不安はあっても、行動に移すことへの心理的ハードルは高いようだ。

また「年末年始の孤独から、パートナーが欲しいと感じたかどうか」という質問には、「思う」と回答した人は約3割。7割近くの人たちは「あまり思わない、まったく思わない」と回答している。

帰省が和やかだったら、仲間と過ごしていたら
50代という年齢は、親がすでに超高齢期に入る時期でもある。親の体調や生活を気遣って帰省したにもかかわらず、向けられるのは自分の老後や孤独への問い。その瞬間「自分の安否は誰が気にかけてくれるのか」という感情が浮かぶ。
もし帰省せず、独身の友人同士で過ごしたり、一人で静かに年末年始を過ごした場合、「こんな生き方も悪くない」と感じられる可能性もある。不安は状況そのものよりも、言葉によって強く意識させられることで増幅しているのかもしれない。
一方で、親や親族の言葉は、彼ら自身が家族に支えられてきた経験に基づく親心でもある。ただし親の人生と自分の人生は切り離して考える必要があるだろう。本当にパートナーを望むならすぐに結婚相手を探すという選択もあるし、そうでなければ無理に答えを出す必要もない。
どちらが正解かは、誰にもわからない。ただ、不安を突きつけられた勢いで選んだ答えが、本当に自分の意思なのか。その問いだけは、立ち止まって考える余地がある。


