働き方

2026.01.14 18:00

改めて考える、リモートワークを行うことによる4つの心理的メリット

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もはやリモートワークは、かつて描かれていたような労働者のユートピア的な夢ではなく、「オープンオフィス」という概念以来、最も感情的な議論を呼ぶ職場テーマとなっている。新型コロナウイルスのパンデミックによって在宅勤務が一時的に必要とされて以降、この働き方は、良く言っても賛否が真っ二つに分かれるものとして見られてきた。

一方の陣営は、リモートワークが文化や生産性、さらには正気さえも破壊すると断言する。もう一方は、「オフィス」は時代遅れの遺物であり、戻りたい人は無料のお菓子が恋しいだけだと主張する。

いつものように、真実はその中間にある。リモートワークは、実際に一部の人にとっては非常によく機能し、データもそれを裏付けている。強い外的刺激や厳密な構造を必要とする人には理想的ではない一方で、自律性が高く、気が散らない環境で力を発揮する人にとっては、極めて相性の良い働き方である。

1. リモートワークは「コントロールしたい」という欲求を満たす

自律性を与えられることで、より高いパフォーマンスを発揮する人は確かに存在する。そうした人は、励ましのスピーチや監視、誰かにペースを決めてもらうことを必要としない。彼らにとって本当に必要なのは、働くためのスペースと、自分の1日の仕事の組み立て方をコントロールすることである。

スケジュール、環境、ワークフローを自分でコントロールしているときに最も力を発揮できる人もいる。2025年に行われた、公共部門で働く85人の従業員を対象とした調査では、2週間にわたり605回の日次評価が行われ、その点が確認された。

研究者たちは、リモートワークの日は一貫して自律性と有能感が高まり、それがより高い幸福感につながっていることを突き止めた。一方で、リモートワークは「関係性」、つまり同僚との近さの感覚を低下させる傾向があったものの、その低下は幸福感や仕事満足度を有意に損なうものではなかった。

性格や心理的・職業的ニーズによっては、リモートワークから次のような「利点」を引き出すことができる。

・1日のスケジュールを自分でコントロールできる
・感覚入力(騒音、照明、温度など)を自分で調整できる
・不要な進捗確認が減る
・誰かに中断されることのない「フロー状態」の時間が増える

過剰な監視によってエネルギーを消耗したり、孤独の中で最も良い思考ができたりする人にとって、リモートワークは脳が最大限に機能するための条件を与えてくれる。

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翻訳=江津拓哉

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