働き方

2026.01.13 09:15

Z世代の飲み会離れは誤解か 8割が雑談できる良好な職場関係を熱望

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飲み会やランチで期待することを尋ねると、もっとも多いのが、普段は話す機会がない人とコミュニケーションがとれる、次いで相手の意外な一面を知ることができるというものだった。また、業務に関する情報交換が気軽にできる、チームの連帯が強まる、などがあげられた。

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こうした姿勢は、若手社員の当事者意識の高さを反映している。もっといい仕事がしたい、もっと職場や社会に貢献したいと願う気持ちの表れだとも言える。そんな若手たちの強いエンゲージメントを維持するには、企業側は親睦を深める機会を積極的に設けることが大切だろう。ただし、ちょっと気をつけるべき点がある。

親睦会に参加した人たちからは、辛かった、嫌だったこととして、以下のような体験談も寄せられた。
・興味のない話を長々と聞かされた。
・(参加者の)年齢が離れすぎていて話に入れない。
・先輩が飲み会の場で説教されていた。
・配膳と注文でほとんど飲み食いができない。
・上司や先輩が2人だけで話が盛り上がっていて孤立を感じた。

こうした若手社員のネガティブな体験を踏まえ、ジェイック取締役の近藤浩充氏は、親睦会を企画する際の注意点として、「参加者が自然に話せる人数や組み合わせを工夫し、若手社員が上司や先輩に過度に気を遣わずにいられる雰囲気」を作ることが大切だと話す。また、参加を「当然視」しないこと、とくに飲酒の席では「個々の価値観への丁寧な配慮」が求められるとも助言している。

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親睦会の目的は、近況を気軽に共有できる、ちょっとした相談をためらわずに持ちかけられる日常の「話しかけやすい環境」の整備にあると近藤氏は指摘する。誰のための親睦会かを意識すれば、無理やり酒を勧める、配膳の強要、説教などは逆効果でしかないことは誰にでもわかることだ。そういう配慮のある上司や職場には魅力を感じる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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