冬の紫外線が将来のシミを作る
気象庁のデータによれば、冬の紫外線量は夏の40〜50%程度だが、年間の紫外線蓄積量の約3分の1は秋冬に浴びている。紫外線は皮膚がんのリスク要因となるだけでなく、光老化によるシミ、シワ、たるみとの関連も指摘されている。
特に注意が必要なのは、紫外線の中でもUVAと呼ばれる波長だ。UVAは季節による変動が比較的少なく、冬でも夏の70〜80%程度の量が降り注ぐ。このUVAは真皮まで到達し、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えるとされる。その影響は蓄積性があり、今日浴びた紫外線が数年後にシミやシワとして肌に現れる可能性がある。
調査を監修した皮膚科医の髙桑康太氏は、「冬でもSPF20〜30、PA++程度の日焼け止めを日常的に使用することが望ましい」と指摘する。特にスキー場など雪のある場所では雪の反射率が80%以上あるため、夏以上に紫外線を浴びる可能性があるという。
日常習慣としての紫外線対策
効果的な冬の紫外線対策として、髙桑医師は以下の3点を挙げる。
「朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを習慣化する」「2〜3時間おきに塗り直すことで効果を持続させる」「帽子やサングラス、日傘など物理的な遮光も併用する」。
調査では、冬の紫外線の影響を「特に心配していない」と答えた人が38.0%と最も多かった。しかし、すでにできてしまったシミへの対処には複数回の治療が必要になることも多く、予防の重要性が指摘されている。

春夏の紫外線対策は常識となった今、次のステップは「年間を通じた対策」への意識転換かもしれない。明日の朝、洗面台に日焼け止めを置いてみることから始めてみてはどうだろうか。
【調査概要】
調査対象:全国の20〜50代男女300人
調査期間:2025年11月10日〜11月19日
調査方法:インターネット調査


