銀は2025年に記録的な価格上昇を遂げたが、その背景の1つにはテクノロジー分野での需要拡大がある。銀はAIデータセンターとEV開発の双方に不可欠であり、バッテリー、回路基板、スイッチの製造に使用されることから、インドや中国などで需要が高まっている。
加えて、FRBによる利下げ、そして今後の追加利下げの可能性も価格上昇に影響している。「米国の金利が低下するとの見通しが、引き続き金と銀の需要を支えており、これらを新たな史上最高値へと向かわせている」と、UBSのアナリストであるジョバンニ・スタウノボはロイターに語った。
ブルームバーグによれば、2025年は銀に対する需要がその生産量を上回った。さらに、米国が銀に関税を課すとの懸念から、銀がニューヨークに大量流入し、ロンドンでの供給が逼迫したという。
銀の価格は2025年12月下旬に83ドル超の高値を付けた後に急落し、先週は7%超の下落を記録した。一部のアナリストは、この下落について、取引所を運営するCMEグループが銀取引の証拠金についての要件を引き上げたことで、投機的な取引が抑制された可能性を指摘している。


