マルコ・ルビオ米国務長官の発言を引用した複数の報道によれば、ドナルド・トランプ大統領はいまだグリーンランドの購入を目指している。デンマーク首相は、米国による軍事攻撃は北大西洋条約機構(NATO)同盟の終焉を招く恐れがあると警告しているが、トランプは軍事行動ではなく購入によるグリーンランド掌握を望んでいるという。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ルビオは議員らに対し、トランプがデンマークの自治領であるグリーンランドを買収する計画を立てていると語った。
同紙はまた、ホワイトハウス報道官のキャロライン・レビットの声明を引用し、グリーンランドの指導部やデンマークからの反発にもかかわらずグリーンランド併合について発言していたトランプが、同地域の支配権を得るために軍事力を行使する可能性を排除していないと報じた。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は米国時間1月5日、米国によるグリーンランド侵攻は数十年にわたるNATOの合意に違反するとの見解を示した。
グリーンランドの与党であるデモクラティット党は2025年3月、「我々は売り物ではない。(中略)我々は米国人になりたいわけではない。(中略)我々はグリーンランド人でありたい」と声明で述べた。
フォーブスは現在、ホワイトハウスおよび国務省にコメントを求めている。
デンマーク、英国、フランス、その他複数のヨーロッパ諸国の政治指導者は6日の共同声明で、「デンマークとグリーンランドに関する事柄を決定するのは、デンマークとグリーンランド、ただその当事者のみである」と述べた。
トランプが望む米国によるグリーンランド支配は、米国が3日未明の夜間にベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束するための軍事作戦を開始した後、再び注目を集めている。これを受け、トランプが他の地域でも何らかの行動に踏み切るのではないかとの観測が広がっているためだ。
これまでにトランプは繰り返し、国家安全保障上の理由から米国にはグリーンランドの支配が必要であり、同地域がデンマークの管理下にある限り、ロシアや中国に対する脆弱性があると主張している。



