論文の筆頭執筆者で、米カリフォルニア工科大学(Caltech)教授(天文学)とパロマー天文台台長を務めるマンシ・カスリワルは「最初の3日間ほど、この爆発は2017年に初めて検出されたキロノバとそっくりに見えた」と説明する。「誰もがこれを熱心に観測して分析しようとしていたがその後、より超新星に近いように見えてきたため、一部の天文学者は興味を失った。だが、私たちは違った」

目を見張るような現象
異常に小さい中性子星の形成に関しては、高速で自転する恒星が最初に超新星爆発を起こし、非常に小型の中性子星を2つ形成するという仮説がある。2つの中性子星はその後間もなく合体し、キロノバを引き起こす。今後に裏付けが得られれば、今回の爆発現象は、先行して起こる超新星によって誘発されたキロノバ、いわゆるスーパーキロノバ(超キロノバ)の初の観測例となるだろう。
非常に心躍ることだが、これが初のスーパーキロノバだと確認するには、さらに多くの証拠が必要になると、研究チームは強調している。「スーパーキロノバが発見されたと確実にわかったわけではない。それでもなお、これは目を見張るような現象なのだ」と、カスリワルは述べている。


