生成AIに質問したとき、または検索エンジンのAI概要で一次情報源として引用されるサイトとされないサイトは、どこが違うのか。2025年にもっとも多く引用されたサイトのランキングからその傾向が見えてきた。
生成AI検索最適化やWeb集客サービス「AIがいうてた」などを展開するCOOD(クーディー)は、2025年の日本国内ウェブデータを対象とした「AI引用信頼性」に関する調査を行い、その総括レポートを発表した。そのなかには、AIが選んだ引用元サイトのトップ20が含まれている。

それによると、1位はウィキペディア、2位はnote、3位はYahoo!、4位はYouTube、5位はPR Timesなどとなっている。当然と言えば当然だが、情報系のサイトが圧倒的に多い。とくに目立つのは、ほかからの引用ではない「一次情報」や独自の見解を発信しているサイトだ。AIは信頼できる情報源にこだわっていることがわかる。逆に、「単なる情報転載サイト」はAIから「無視される傾向が鮮明」になったとCOODは指摘している。
そこで同社は、無視される理由として次の3つを提示した。
1. 一次情報の権威性と鮮度不足
AIは、「情報の鮮度と誰が最初に発信したか(一次情報)を厳格に評価」するようになった。独自データや見解の発信がなければ引用されない。
2. 社会的信頼の欠如
AIは「企業の誠実さや社会的信頼と連動する傾向」を強めている。ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みや透明性の高い情報開示がなければ「信頼できる実体」と認めてもらえない。
3. 「人に向け」すぎてAIが読めないサイト構造
AIが情報を直接抽出できるようデータを「構造化」しているか否かが明暗を分けた。見た目がきれいでもAIが理解できなければ選んでもらえない。
検索エンジンが提示するサイトをクリックして開く従来の検索方法から、AIによる概要説明で要件を済ませてしまう「ゼロクリック」へと検索スタイルが大きく変化した今、これまでの視点を変えてサイトを作り直す必要があるようだ。



