5. イノベーションに関するコンテンツや情報を継続的に再利用する
これまでの例が示す通り、イノベーションの取り組みが真に効果的であれば、コンテンツがオンラインでどう共有されるかについて限界はない。さまざまなデジタルプラットフォームが存在するため、リーダーは、自社のイノベーションに関するコンテンツや情報を継続的に再利用し、新たなオーディエンスと、ストーリーを共有することができる。
例えば、ソートリーダーシップ記事のコンテンツは、各プラットフォームの特定オーディエンス向けに調整した一連のソーシャルメディア投稿として再構成できる。ポッドキャスト出演の動画は、ソーシャルメディアの短編動画に活用できるし、インタビュー内容はブログ記事として再利用できる。投資家向けに共有したデータポイントは、B2B向けプレゼンテーションにおいて、概念実証として再利用できる可能性がある。
広告に7回触れると認知・購買されやすくなるという「マーケティング7の法則」があるが」、全く同じ内容を繰り返し共有しても、オーディエンスを飽きさせてしまう。上で紹介したようなコンテンツ再利用の手法は、オーディエンスを飽きさせることなく「7回」を実践しやすくする。異なるプラットフォームやオーディエンスに対して、コンテンツを絶えず適応させることで、新鮮さを保ちながら、プラットフォーム全体で、より良いエンゲージメントを構築できる。
近い将来には、コンテンツが作成される前に、どのようなコンテンツが効果的かを予測する「予測エンゲージメントモデル」が利用されるようになるだろう。その際には、リアルタイムのトレンドデータや、意味解析、パーソナライズされたユーザー行動予測が活用されることになる。
早い段階でイノベーションを起こし、改善を繰り返そう
デジタルプラットフォームは急速に進化する。その速度はしばしば、組織が適応できるスピードよりも速い。しかし、注目を集め、信頼を築き、影響力を拡大したいと考える者にとって、イノベーションはもはや必要不可欠だ。
クリエイターであれ、起業家であれ、あるいはグローバルチームを率いる企業幹部であれ、今こそ以下のことに注力すべきだ:
・よりスマートなパーソナライゼーション
・インタラクティブな顧客体験
・アテンションエコノミー
・AIネイティブなコンテンツ
・意図的な再利用
こうしたシフトをいま活用する者は、今日のエンゲージメントを最大化するだけでなく、近い将来において、「没入型で、AIによって加速され、コミュニティーが主導するデジタルメディア」で優位に立つことができる。
エンゲージメントの次なる波は、イノベーターたちのものだ。それを主導する機会が、今まさに開かれつつある。


