CDC(Centers for Disease Control and Prevention=米国疾病対策センター)は今シーズンのインフルエンザを「中程度の深刻さ」と分類している。インフルエンザ様疾患(インフルエンザに似た症状を示す病気)による医療機関受診率が1997年の統計開始以来最高を記録し、ワクチン接種率も前年を下回っていると公衆衛生当局は報告している。
CDCによると、インフルエンザ様疾患で医療機関を受診した割合は、米国時間12月27日終了週で8.2%に達した。研究所がこのデータを収集し始めた1997〜98年シーズン以降で最高である。
ワクチン接種は近年と比べて出遅れている。CDCによれば、データが入手可能な最新時点(米国時間12月6日)までに投与されたのは約1億2900万回分で、2024〜25年シーズンの同時点(1億4200万回分)や、2023〜24年シーズンの同時点(1億5300万回分)を下回る。
CDCのデータでは、米国でインフルエンザワクチンを接種したと報告された割合は、子どもが約42.5%で、18歳以上の成人は43.5%、65歳以上の成人は67.8%である。
どこでインフルエンザの症例が報告されているのか
CDCは現在、少なくとも30州と米自治領プエルトリコで、インフルエンザ様疾患の活動が「非常に高い」としている。これはCDCのリスク水準で最上位に当たる。テキサス州、バージニア州、フロリダ州、ニューヨーク州など大きな州が含まれ、これらの州では先週、インフルエンザによる入院が過去最高を記録した。ニューヨーク州でも先月、症例が過去最高に達し、12月上旬には7万2000件という膨大な数が報告された。CDCが監視するほぼすべての他の管轄区域でも、少なくとも「高い」水準のインフルエンザ様疾患活動が報告されている。
背景
今年のインフルエンザ流行期はすでに米国人にとって厳しいものとなっている。CDCは、これまでに推定1100万件の罹患があったとしており、最新の更新では、約12万件の入院と推定5000人の死亡につながったとしている。CDC当局はまた、この水準のインフルエンザ活動が「数週間」続く見通しだと警告した。比較すると、前シーズンの同時点では、罹患は530万件、入院は6万3000件、死亡は2700人だった。



