音楽

2026.01.10 12:00

2025年「最も稼いだミュージシャン」ベスト25、3位ビヨンセで2位はテイラー・スウィフト、首位は?

(写真左から)ビヨンセ、ザ・ウィークエンド、テイラー・スウィフト(Getty Images/Shutter stock.com)

(写真左から)ビヨンセ、ザ・ウィークエンド、テイラー・スウィフト(Getty Images/Shutter stock.com)

2025年「最も稼いだミュージシャン」ベスト25は、テイラー・スウィフト、バッド・バニー、ザ・ウィークエンドを含む女性8人および男性17人がランクインした。このうち15人はフォーブス『Forbes 30 Under 30』出身者で、1人は新たにビリオネアの仲間入りを果たしている。25人の過去1年間の合計収入は19億ドル(約2964億円)に達し、年収の中央値は5200万ドル(約81億円)だった。

2025年「最も稼いだミュージシャン」ベスト25の首位は、ザ・ウィークエンド

2025年はビヨンセが新たにビリオネアとなった。もう1人のポップ界のビリオネア、テイラー・スウィフトは、NFLのカンザスシティ・チーフスに所属するトラビス・ケルシーとの婚約が注目を集めつつ、アルバム『The Life of a Showgirl』を発表した年でもあった。

そんな中で、2025年「最も稼いだミュージシャン」ベスト25で首位に立ったのはザ・ウィークエンド(35)だ。彼は2025年12月中旬、米投資会社リリック・キャピタル・グループに、音楽カタログの一部を10億ドル(約1560億円)規模と報じられた取引で売却したと発表した。ただし、これは一般的な楽曲カタログの売却とは異なる取引で、ザ・ウィークエンドは、これまでの6枚のアルバムを含むすべての既存マスター音源の持ち分を維持し、使用に際してのコントロール権も保持する。今後制作される新曲は、この取引には含まれない。

関係筋によれば、この取引は、将来的に株式へ転換される可能性のある借り入れ金が大半を占めており、フォーブスは、ザ・ウィークエンドの実質的な取り分を約2億ドル(約312億円)と試算している。

本名がエイベル・テスファイエであるザ・ウィークエンドは、新たなキャリアの節目を迎えるにあたり、アーティスト名の変更を示唆している。「これまでの自分としては、もう語るべきことは何も残っていないと感じた。言えることはすべて言い切ったし、今は次のステップに進む時だと思っている」と、彼は2024年4月、自身の人生を題材にした映画『Hurry Up Tomorrow』のプロモーションのためのインタビューで語った。この映画は、彼が共同脚本を手がけ、主演と製作も務めた作品で、2025年1月に発表した同名アルバムと対をなす内容になっている。

このような大型契約に加え、新作アルバムや記録的な興行収入を上げたツアーが重なり、ザ・ウィークエンドは、フォーブス「2025年に最も稼いだミュージシャン」で首位に立った。彼は、過去1年で1億ドル(約156億円)以上の収入を得た6人のアーティストのうちの1人だ。

残る5人のうち4人は、「2025年のツアーで最も稼いだアーティスト」上位を占めたビヨンセやコールドプレイ、シャキーラ、ケンドリック・ラマーだった。

テイラー・スウィフトが進める、権利買い戻し戦略と成果

一方、スウィフトは、アルバム『The Life of a Showgirl』が2025年に最も売れた作品となったほか、Disney+とのドキュメンタリー契約によって「ジ・エラズ・ツアー」からの収益を一段と拡大させた。

また音楽の権利を「売る」のではなく「買い戻す」という、他の多くのアーティストとは逆の方法で富を築いた点でも際立っている。彼女は2024年5月、長年にわたる著作権を巡る問題に終止符を打ち、シャムロック・キャピタルとの推定3億6000万ドル(約562億円)の取引で、最初の6枚のアルバムのマスター音源を買い戻した。この金額は、近い将来「割安だった」と見なされる可能性がある。

音楽データ会社ルミネイトによると、2025年におけるスウィフトの楽曲のストリーミング、デジタル、フィジカルを合わせた販売量は、アルバム換算で1470万ユニットに達した。これは、2位のドレイク(730万ユニット)の2倍以上にあたり、2025年「最も稼いだミュージシャン」に名を連ねる他の多くのアーティストと比べても4倍を超える水準だ。

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翻訳=上田裕資

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