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2026.01.07 17:00

あなたの恋愛はなぜいつも同じパターンを繰り返すのか──心理学者が明かす「3つの理由」

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3. 感情の予測可能性のパターン

人間は予測する生き物だ。生物学的かつ進化的に、人は常に次に何が起こるかを予測するようになっている。これは特に親密な関係において当てはまる。専門誌『Journal of Child Psychology and Psychiatry』に2024年に掲載されたレビューによると、幼少期の予測不能性は大人になってからのストレス調節や感情的期待、関係行動の形成に大きく影響する。

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特に注目すべきは、このレビューの対象となった研究の大半が、逆境だけでなく予測不能性そのものが神経系を過敏にさせるという事実を指摘している点だ。幼少期に主要な養育者から一貫性のない感情的反応を受けている場合、脳は過度に警戒することで適応せざるを得ない。

脳は予測不能性を相殺しようと絶え間ない監視・予測・準備をするようになる。感情的な環境の変化を示すあらゆる兆候を常に警戒し続ける。この状態が脳が最も影響を受けやすい時期に常態化すると、絶え間なく警戒する状態があなたの「普通」になる。

このため、大人になってからも無意識に同じ感情的な状況を再現する関係にひかれることがある。繰り返しになるが、それは心地良いからではなく、混乱のパターンは身体が最も対応できると確信しているものだからだ。奇妙に聞こえるかもしれないが、不安定であることさえも、長く経験すれば予測可能に感じられるようになる。

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これが、人が安定した関係を自ら台無しにしたり、安定しているのに落ち着きを失ったりすることがある理由だ。変動のない予測可能性に対して、予測不可能な環境で育った神経系は混乱する。感情の安定は、神経系が追跡するように学習した慣れ親しんだ手がかりを提供しない。そして、そうした手がかりがなければ、関係は間違っているように感じられるかもしれないが、実際には単に違うものであるだけなのだ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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