米アップルの次期スマートフォン「iPhone 18」シリーズには、次世代プロセッサー「A20」が搭載される見込みだ。米業界誌アップルインサイダーは、A20は現行のiPhone 17に搭載されているA19よりはるかに高価で、端末価格に影響を与えるのはほぼ確実だと伝えた。
「アップルの次世代A20プロセッサーは1台当たり最大で280ドル(約4万4000円)かかる可能性があり、現行の世代と比較すると約8割高くなる。先進的な2ナノメートルプロセスにより消費電力は低減され、性能と人工知能(AI)処理能力は大幅に向上するが、同時に価格も上昇するだろう」
性能が向上し、バッテリーへの影響が低減されるのは良い知らせだ。だが、同誌は「業界では、2ナノメートルプロセスで製造されたプロセッサーが『史上最も高価な携帯電話用チップ』になると予想されている」と指摘した。同誌はその価格が現行のA19より8割以上高くなるとした上で、読者が聞きたくないかもしれない結論を導き出した。「昨今のメモリー価格の高騰によりプロセッサー価格が上昇し、スマートフォンの価格も大幅に上昇する可能性がある」
では、価格の動向に関して何か安心材料はあるのだろうか? アップルインサイダーは、「アップルはこれまで、最先端プロセス技術を確保するため、初期製造コストの高さを受け入れてきた。過去の5ナノメートルと3ナノメートルへの移行では、大幅に価格を上げることなく競争上の優位性を確保してきた」と説明。アップルは従来、追加費用を端末価格に転嫁せず、自社で吸収してきたことを強調した。
他方で、同誌はメモリー価格の上昇を含む複数の要因が作用していることも指摘し、iPhone価格の大幅な上昇が迫っていると警告した。それでも、その恩恵は実感できるはずだ。同誌は、チップのアップグレードによって「適度な効率改善が得られることが多いが、2ナノメートルは破壊的な変化をもたらす」としている。
誰もiPhoneの価格上昇を望んではいない。業界が2ナノメートルに移行していることから、スマートフォンの値上げはアップルだけに限らないだろう。しかし、その恩恵は価格に見合う価値があるかもしれない。恐らく、アップルは次世代チップがもたらす新たな楽しみを強調するだろう。



