2040年に月面に酒蔵を建設し、宇宙での発酵技術研究の拠点とする計画を推進中の酒蔵、津南醸造は、誰でも月面酒蔵を見学できるメタバース施設「月面酒蔵 - Lunar Brewery-」をローンチした。

津南醸造は、新潟県中魚沼郡津南地区の風土や原料を活かした伝統の酒造りに、生成AIなどの最先端技術を採り入れたスマート醸造に取り組んでいる。代表取締役の鈴木健吾氏はユーグレナの共同創業者であり、理化学研究所微細藻類生産制御技術研究チームリーダーも務める発酵技術の専門家だ。2019年に津南醸造に出資したのをきっかけに、酒造りに本格参入した。
同氏はやがてフリーアナウンサーでJAXAの宇宙イノベーションパートナーシップのナビゲーターを務める「宇宙キャスター」榎本麗美氏と出会い、その研究テーマは宇宙で人々の生活を支える持続可能な食文化の醸成へと発展した。
月面に酒蔵を建設する計画は、月に1000人が居住するとされる2040年代を見据えたもの。このプロジェクトのコンセプトを具体的に理解してもらおうと、国内外に向けたプロモーション企画として構築されたのがメタバース酒蔵「Lunar Brewery」だ。

「月面における建築についての考察や月面での微生物生産の可能性に対する理解などが得られるように設計されている」とのことで、世界中の人たちと発酵技術について語り合える場を目指している。
現在は、ペンギンのようなアバターを操作して施設内を歩き回ることができる。オープンしたばかりでまだ閑散としているが、国際会議などの開催も予定しているということで、次第に賑やかになっていくだろう。
「月面酒蔵 - Lunar Brewery-」へのアクセスはこちらから。



