働き方

2026.01.08 09:15

副業を阻む「スキル不足」という思い込み 実態は趣味の収益化が最多

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副業の実態は趣味の収益化が最多

興味深いのは、実際に副業を行っている人たちの業務内容だ。最も多かったのは「プライベートの趣味や特技を活かしたサービス提供」で、次いで「スキマバイト」「会社員での知見を活かしたサービス提供、コンサルティング」という順になった。

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この結果は、副業未経験者が抱く「特別なスキルが必要」という思い込みと、実際の副業の現場との間にギャップがあることを示唆している。実際には、日常的な趣味や特技を活かした副業が最も多くなっているのだ。

収入は控えめでも得られる充実感

副業による年間収入額を見ると、最も多いのは10万〜20万円未満で19.5%、次いで20万〜50万円未満が17.4%、50万〜100万円未満が16.4%と、100万円未満が半数を超えた。物価高対策として大きな収入増を期待するには心もとない金額のようにも思える。

しかし、副業実施者が副業をやってよかったこととして最も多く挙げたのは「収入が増えた」で、次いで「自己肯定感が上がった、生きがいを得られた」だった。副業は金銭面だけでなく、精神面での充実感をもたらしている様子がうかがえる。

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社会の側も、副業を後押しする動きを加速させている。政府は副業促進のガイドラインを策定し、企業側でも副業を容認する動きが広がりつつある。さらに、副業時の労働時間管理の簡素化など、制度面での見直しも検討が進んでいる。

物価上昇への不安を抱えながらも、最初の一歩を踏み出せずにいる人たちにとって、副業を始めるハードルは想像以上に下がってきているのかもしれない。

【調査概要】
調査期間:2025年11月25日〜12月3日
調査方法::Webアンケート方式
調査対象: 副業を実施していない会社員、副業を実施している会社員(全国の20〜60代男女)1232人(副業なし725人、副業あり507人)

プレスリリース

文=池田美樹

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