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2026.01.05 18:00

愛という名の「頑張りすぎ」、恋愛関係で見直すべき3つのパターン

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「感情の強さ」と「親密さ」を混同する

最後に、感情的な強度を深いつながりと誤認し続ける、誤解を招きやすく悩ましいパターンがある。これは、急速に親密になること、絶え間ない連絡、感情の急激な高揚と沈静、運命のような切迫感が、ポップカルチャーによって美化されてきたことの影響でもある。

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関係初期における感情の強さは、愛着の安全性ではなく、ドーパミンによって生まれる。この報酬系の活性化により、感情が強いことが愛情の深さを表すかのように感じられるが、それが必ずしも情緒的な安全を意味するとは限らないのだ。

Psychoneuroendocrinology(精神神経内分泌学)に掲載された研究は、関係初期の恋愛的な愛着が、相互性と、情緒的な同期が進むことによって特徴づけられることを示唆している。新しい恋人同士で高まったオキシトシンの水準は、愛情的な触れ合い、肯定的な感情、相互に向けられた関心、協調した感情状態と関連づけられている。

同研究はまた、初期の結びつきが、関係に対する不安や警戒心の高まりと共存し得ることも示しており、初期の恋愛関係、いわゆる「ハネムーン期」が、自動的に関係の安全性へと転化するわけではないことを示唆している。感情の強度が、一貫した応答性ではなく、覚醒や予測不可能性によって主に引き起こされる場合、それは後に人間関係における不安定な駆け引きを生みやすい。

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言い換えれば、愛を感情の花火と同一視すると、安定は退屈に感じられる。そして、自分は健全な愛に値すると考えない人にとっては、その安定が、疑わしいものや脅威であるようにさえ感じられることがある。

このパターンがもたらす情緒的なコストは極めて高い。感情の強さを優先する人は、長期的な関係の満足度を形成する特性、すなわち信頼性、親切さ、修復能力といった要素を見落としやすい。感情の強度を調整することは、回復力のある関係を築くためには極めて重要である。

このパターンを断ち切るには、関係の中で何が「正しい」と感じられるのかを再調整する必要がある。感情の強さだけでなく、誰かのそばにいるときに自分がどれだけ安定しているかに注意を向けることから始めるとよい。パートナーとのつながりが自分の人生を広げているのか、それとも消耗させているのかを観察する。重要なのは、あなたは親密さを安定して感じることができるのか、それとも、それを「せがんでいるのか」を問うことだ。神経系が制御不能に陥っていると感じた時、自分に立ち返るための問いは、「時間の経過とともに情緒的に安全だと感じているのか、それともただ刺激が強まっているだけなのか」というものである。

2026年をより意識的に人と関わる年にするためには、努力を増すのではなく、自分自身をより明確に理解し、正しい愛し方を知ることが重要だ。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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