キャリアへの後悔、そのリアルな声
調査では、後悔の内容として「英語・語学学習」をあげる声が多く寄せられている。
・「30歳の時に海外事業部への異動のチャンスがあったが、英語ができないという理由で辞退。その同期は今、年収1200万円で海外駐在している。自分は600万円で同じ部署に10年いる。(英語ができていたら)人生が変わっていたと思う」(男性・40歳・メーカー勤務)
・「子どもに『お母さん、英語教えて』と言われた時、何も教えられない自分が情けなかった。子どもの可能性まで狭めている気がする」(女性・37歳・事務職)
また、働く環境や、転職の判断を先送りにしたことへの後悔も目立つ。
・「ブラック企業だとわかっていたのに、『いつか改善される』と信じて5年我慢した。心身ともにボロボロになり、30代半ばでようやく転職。同世代と比べてキャリアが5年遅れている感覚が拭えない」(男性・36歳・営業職)
・「20代の時に声をかけてくれたベンチャー企業を『安定』という理由で断った。そのベンチャーは今や上場企業。あの時入社していた同世代は、今ストックオプションで数千万円の資産を築いている」(男性・42歳・金融業界)
資格取得やスキルアップを諦めた人、または後回しにした人たちにも後悔が多い。
・「AIエンジニアになりたかったのに『文系だから無理』と決めつけて諦めた。今、未経験からでも学べるスクールがたくさんあると知り、10年前の自分を殴りたい気分」(女性・34歳・人事職)
・「簿記2級を取ろうとテキストを買ったまま10年が経った。本棚のテキストを見るたびに自己嫌悪に陥る。資格があれば経理責任者になれたのに」(男性・41歳・総務職)
後悔の原因TOP3は「先延ばし・情報不足・自信のなさ」
なぜ実行できなかったのか、その理由を尋ねたところ「先延ばし、情報不足、自信のなさ」があげられた。

後悔のリカバリーに成功した人たちも
一方で、後悔をきっかけに行動へ踏み出し、キャリアを挽回した人たちもいる。
・「35歳で一念発起してオンライン英会話を毎日1時間、3年間継続。38歳で社内のグローバルポジションに応募し、合格。年収は450万円→720万円にアップしました」(男性・41歳・メーカー勤務)
・「40歳でプログラミングスクールに通い、半年で基礎を習得。最初は単価の低い案件から始め、2年後にはフリーランスとして月収60万円。遅すぎることはないと実感」(男性・42歳・元営業職)
・「33歳で副業としてWebライターを開始。土日だけで月3万円から始め、3年後に月30万円に。本業と同等になった時点で独立。今は年収1800万円です」(女性・38歳・元会社員)
リカバリーに成功した人たちに共通するのは、後悔を反省で終わらせず、「行動の起点」に切り替えた点だ。年齢の壁ではなく、行動開始の遅れこそが差を広げていたのだ。
今年は「挽回に舵を切る年」に
キャリアの後悔は、多くの人が一度は抱くもの。問題は後悔そのものではなく、それをどう扱うかだ。調査に登場した複数の挽回事例が示しているのは、完璧な準備や大胆な決断ではない。気づいた時点で、小さくでも動き始めたかどうか。その違いだった。今年はまず「後悔を行動に変える年」を目指してみてはいかがだろう。
【 調査概要】
調査名称:キャリア後悔に関しての調査
調査対象:30代・40代の正社員1500名
調査方法:インターネットによる定量調査
調査期間:2025年12月1日~2025年12月10日
調査機関:株式会社CAREER FOCUS


