ビットコインと暗号資産の価格は2026年に入って急騰しており、金や銀とともに上昇している。トレーダーたちは2026年が大きな転換点となる可能性に備えている。
ビットコイン価格は1ビットコインあたり9万ドル(約1411万円)目前まで上昇した。12月には8万5000ドル(約1333万円)を下回る安値をつけていた。一方、金と銀も史上最高値に向けて回復しつつある。今週初め、突然のショックが激しい価格変動を引き起こしていた。
そうした中、ドナルド・トランプ米大統領の財務長官が2026年の価格を左右しうる重大な施策を明らかにし、トランプのメディア企業は2026年中に株主向けに新たな暗号資産を発行すると発表した。2025年は価格が低迷したにもかかわらず、ビットコインと暗号資産への傾斜をさらに強めた形である。
「当社はCrypto.comのブロックチェーン技術を活用し、規制の明確化を進めながら、この前例のないトークン配布を実施することを楽しみにしています。Trump Mediaの株主に報い、公正で透明性のある市場を促進していきます」と、トランプ・メディアの最高経営責任者(CEO)デビン・ヌネスはプレスリリースで述べた。この発表を受けて同社の株価は上昇したが、依然として2025年のピークから約60%下落した水準にとどまっている。
トランプ・メディアの筆頭株主であるトランプは、近年ビットコインと暗号資産を米国の債務危機に対する解決策の1つとして推進してきた。米国のビットコイン準備金を設立する大統領令を発し、複数の暗号資産も立ち上げたが、いずれも価格は大幅に下落している。
今週発表された新暗号資産について、トランプ・メディアは投資家が保有する株式1株につき1トークンを「近い将来」受け取れると約束した。また、保有者向けの「さまざまな特典」を示唆しており、トランプ・メディアのSNSプラットフォームTruth Social、ストリーミングプラットフォームTruth+、フィンテック(金融技術)ブランドTruth.Fiでの割引などが含まれるとしている。



