宇宙

2026.01.03 12:00

2026年、見逃せない天文10大イベント スーパームーンから金環日食、闇夜の流星群まで 

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5月31日:「ブルームーン」の満月

2026年5月には満月が2回訪れる。2回目となる5月31日の満月は「ブルームーン」と呼ばれる。青という色の名がつくものの、重要なのは色ではなくタイミングだ。通常、満月は1年間に12回あるが、今年は13回に増えるのだ。これは月の満ち欠けの周期が約29.5日のためで、2年半~3年に一度しか起こらないごく稀な現象である。なお、どんな満月も月の出の瞬間が最も美しく息をのむ光景なのは変わらない。

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英リバプールを象徴する歴史的建造物ロイヤル・リバー・ビルディングの後ろから昇る「ブルームーン」の満月。2023年8月30日撮影(Christopher Furlong/Getty Images)
英リバプールを象徴する歴史的建造物ロイヤル・リバー・ビルディングの後ろから昇る「ブルームーン」の満月。2023年8月30日撮影(Christopher Furlong/Getty Images)

8月12日~13日:皆既日食とペルセウス座流星群

今年最大の天文イベントになるだろう。8月12日(日本時間13日未明)、グリーンランド東部からアイスランドを経てスペインまで横断する皆既日食が起こる(日本では見られない)。その数時間後、完全な闇夜の中でペルセウス座流星群が極大を迎える。極大時刻は日本時間13日午前11時頃なので、日本での見頃は13日未明~夜明け前となりそうだ。ここ数年で最高の観測条件の下、明るく速い流れ星が夜空を駆け抜ける。

ペルセウス座流星群。2023年8月12日撮影(NASA/Preston Dyches)
ペルセウス座流星群。2023年8月12日撮影(NASA/Preston Dyches)

8月28日:部分月食

皆既日食の2週間後、月の96%以上が地球の影に覆われる部分月食が起こる。北南米、欧州、アフリカでは錆色に染まる月が見られる。(日本からは見えない)

部分月食(Shutterstock.com)
部分月食(Shutterstock.com)

11月15日~17日:火星と木星が大接近

明け方の空で、火星と木星が大接近する。最接近時には見かけの距離が約1度まで近づき、2つの惑星を双眼鏡の同一視野内で観察できる。

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2026年11月16日(東京:午前3時頃)の東の空、木星と火星の位置を示した図(Stellarium)
2026年11月16日(東京:午前3時頃)の東の空、木星と火星の位置を示した図(Stellarium)

12月24日:スーパー・コールドムーン

1年の締めくくりにふさわしい、究極のスーパームーンがクリスマスイブに昇る。この12月の満月「コールドムーン(寒月)」は、2026年で最も地球に近く、2019年以来最も地心距離が小さい満月だ。東の空に姿を現した瞬間は、とてつもなく大きく、明るく感じられるだろう。

2026年、地球から最も近い満月と最も遠い満月の見かけの大きさの違い(国立天文台)
2026年、地球から最も近い満月と最も遠い満月の見かけの大きさの違い(国立天文台)
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翻訳・編集=荻原藤緒

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