宇宙

2026.01.03 12:00

2026年、見逃せない天文10大イベント スーパームーンから金環日食、闇夜の流星群まで 

Shutterstock.com

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天文ファンにとって、2026年は楽しみな1年間になる。珍しい日食から惑星の大接近、約8年ぶり最大のスーパームーンまで、見どころが盛りだくさんだ。こうした天文現象の多くは肉眼でも十分観賞できるが、双眼鏡や初心者向けの望遠鏡を活用すれば、格段に豊かな体験が待っている。

今すぐカレンダーに印をつけておきたい、今年注目すべき天体イベント10選をまとめた。

1月3日:スーパー・ウルフムーン

スーパームーンと記念撮影をする人影。2018年1月31日撮影(Paul Kane/Getty Images)
スーパームーンと記念撮影をする人影。2018年1月31日、オーストラリア・ランセリンにて(Paul Kane/Getty Images)

新年の始まりを華々しく飾るのは、米先住民の農事暦で「ウルフムーン(狼の月)」と呼ばれる今年最初の満月が、スーパームーンとして昇る光景だ。月と地球の距離(地心距離)が平均より近いため、見かけの直径も平均よりわずかに大きくなり、より明るく輝いて見える。

1月10日:「衝」の木星

木星(Shutterstock.com)
木星(Shutterstock.com)

惑星の衝(しょう)とは、その惑星が地球を挟んで太陽と正反対の位置にくることを言う。2026年1月10日の木星は、13カ月間で最も明るく輝く。太陽と入れ替わるように東から昇り、夜通し頭上に君臨して全天のどの星よりもまばゆい光を放ち、数週間にわたって日没後の夜空を支配するだろう。

2月17日:金環日食

2023年に起こった金環日食(Shutterstock.com)
2023年に起こった金環日食(Shutterstock.com)

英語で「リング・オブ・ファイア(炎の環)」と呼ばれる金環日食が起こる。月の見かけの大きさが太陽より小さい場合に、太陽の縁の部分が月の影に隠れきらずに燦然とリング状に光って見える現象だ。今回の金環日食は南極大陸からのみ観測可能だが、部分日食ならアフリカ南部や南米の一部地域でも見られる。

3月3日:皆既月食

皆既月食のブラッドムーン(Shutterstock.com)
皆既月食のブラッドムーン(Shutterstock.com)

3月には劇的な皆既月食が待っている。これを逃すと、2028年後半まで皆既月食を見るチャンスは訪れない。北米西部、日本を含む東アジア、オーストラリア、ニュージーランドでは、「ワームムーン(芋虫月)」の満月が58分間に及ぶ皆既食の間に深みのある赤色に染まる「ブラッドムーン」を観測できる。

3月20日:春分のオーロラ

アイスランドで2023年3月に撮影されたオーロラ(Shutterstock.com)
アイスランドで2023年3月に撮影されたオーロラ(Shutterstock.com)

春分の日の前後は、鮮やかなオーロラが発生する確率が倍増する。中緯度地域でも緑色と赤色のオーロラが観測できるかもしれない。夜空を見上げてみよう。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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