1月20日~24日:細い月
1月19日に新月を迎えた後の数日間、日没直後の西の低空に細く弧を描く夕月がかかる。夜ごと少しずつ存在感を増す月は、影の部分(夜側)が地球の昼側で反射した太陽光に照らされてほんのり光って見える「地球照」と呼ばれる現象を伴っているだろう。23日には月齢4.5の月が土星と並ぶ。
1月27日:月とすばるが接近
宵から28日未明にかけて、月齢8.5の上弦の翌日の月がおうし座のプレアデス星団(和名:すばる)と共演する。ギリシャ神話の7人姉妹にちなんで「セブンシスターズ」という英語名をもつこの著名な散開星団は、肉眼でも捉えられるほど明るい。ぜひ双眼鏡を使って、たくさんの星々が集まっている様子を確かめてみてほしい。
「オリオンのベルト」に注目
1月は星空観察の初心者に優しい季節といえる。特に明るい星々が南東の夜空を占め、一目で見分けられる星の連なりもあるからだ。おそらく、最も有名なのはオリオン座の明るい三つ星、通称「オリオンのベルト」だろう。3つ並んだ星はいずれも高温で大質量の青色超巨星で、太陽系からの距離はそれぞれ異なる。
・アルニタク(左側):1260光年
・アルニラム(中央):2000光年
・ミンタカ(右側):1200光年
オリオンのベルトは夜空で簡単に見つけられるだけでなく、他の星を探す際の目印としても便利だ。たとえば、3つの星を結んだ線を地平線の方向へ伸ばしていくと、夜空で最も明るい恒星シリウスに辿り着く。おおいぬ座のこの1等星は、地球からわずか8.6光年しか離れていない。逆にベルトを上方へと辿れば、おうし座の赤色巨星アルデバランに至り、さらにその先にはプレアデス星団がきらめいている。
冬の夜空はここを見よ
オリオンのベルト、シリウス、アルデバランが見つかったら、次は最も壮大な星々の連なりを夜空に描いてみよう。シリウスを起点として時計回りに、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックスと辿り、ぎょしゃ座のカペラをぐるりと回ったらアルデバラン、オリオン座の青色超巨星リゲルを経由して再びシリウスに戻る。冬の円環の完成だ。


