2026年が明けた。お正月気分にのんびり浸りたいところだが、星空ファンならば三が日もうかうかしてはいられない。新年の夜空は、4回連続のスーパームーンの最後を飾る見事な満月で幕を開け、これに三大流星群の極大が華を添える。さらに月は、木星、土星、プレアデス星団などとも共演する。
また、1月は冬の星座や1等星たちを肉眼で観察するのにおあつらえ向きの季節でもある。2026年1月の星空の見どころを紹介しよう。
1月3日:スーパー・ウルフムーンが昇る
日本時間午後7時3分、2026年最初の満月の瞬間「望」が訪れる。最も印象的な満月を楽しめるのは、沈む太陽と入れ替わるように東の地平線から昇ってくる時だ。「月の錯視(moon illusion)」と呼ばれる目の錯覚現象で、地平線間近の月はより大きく見える。しかも、今月の満月は地球との距離が平均より接近している「スーパームーン」でもあり、実際にわずかながら視直径(見かけの直径)が大きく明るい。相乗効果でひときわ雄大な光景になりそうだ。なお、1月の満月は米先住民の農事暦で「ウルフムーン(狼の月)」と称される。
1月3日宵~4日明け方:しぶんぎ座流星群が極大
今年の「しぶんぎ座流星群」は極大が満月と重なるため条件は悪いが、年間三大流星群のひとつに数えられる流星群であり、観測に挑まないのはもったいない。見ごろは1月3日の宵から4日の明け方にかけてで、1時間に10個程度の流れ星が出現すると予想されている。これをもって流星群のシーズンはいったん終幕となり、次の春まで主だった流星群の活動はしばらく休みとなる。
1月10日:木星が衝
太陽系最大の惑星である木星が、地球を挟んで太陽と正反対の位置にくる「衝(しょう)」となり、夜空で最も大きく、明るく輝く。衝の木星は日没の頃に東から昇り、真夜中に天頂に達し、夜通し空を照らして日の出と入れ替わるように西に沈む。ふたご座の1等星ポルックスのすぐ近くに並んでいるので、空が暗くなったら東の空を見てみよう。マイナス2.7等級と非常に明るく、全天の星を凌ぐまばゆい光を放っている。



