これまでリモートワークは、自由とキャリアの柔軟性の究極の象徴だと見なされてきた。だが、もしそれが、わずか数年で大きく変わろうとしているとしたらどうだろうか。
その可能性を、ディープマインド・ラボ(DeepMind Lab)共同創業者で、AGI(人工汎用知能)研究の導入と主導で知られるシェーン・レッグが、ハンナ・フライ教授が司会を務める最近のディープマインドのポッドキャスト・インタビューで警告した。レッグは、現在私たちが知るリモート職の多くが、AIによって絶滅の危機にさらされ得ると予測した。
「今後数年で起きるのは、AIシステムが非常に有用なツールである段階から、実際に『経済的に価値の高い仕事』をこなす負荷をより多く担う段階へ移っていくことだと思います」と、このグーグル幹部は見通しを語った。
「そして、それはかなり不均一になるでしょう。ある領域では、他の領域よりも速く起きるはずです」。
例としてレッグは、ある企業がソフトウェアエンジニア100人のチームを抱える状況を挙げた。だが新しい働き方の世界では、そのチームは約80人がレイオフされ、20人へと大幅に削減される。そして残った20人も、仕事を助ける高度なAIツールを使うことになるという。
この衝撃的な見解はインターネット上で拡散し、動画はYouTubeで100万回近い再生回数を集めた。
懸念すべきなのは、レッグの予測によれば、この未来が「数年先」にすぎない点だ。2020年、世界経済フォーラム(WEF)は「ロボット革命」によって9700万人の雇用が創出され、既存の8500万の職が置き換えられると予測していた。
しかしWEFの最新レポート『Future of Jobs Report 2025』は、主にAIによって新たな職の創出もほぼ倍増し、1億7000万の新たな職が生まれるとしている。同レポートはまた、その背景として「グリーン移行」や「経済的・人口動態の変化」といったマクロトレンドも挙げている。
同レポートはさらに、2030年までには、現在認識されているスキルの約4割近くが置き換えられ、雇用主にとって関連性がないものと見なされるようになると強調する。2030年とは、今からわずか4年先だ。



