キャリアアップといえば、かつては出世や昇進を目指すのが当然とされていた。しかし、働き方や価値観が多様化する中で、必ずしも管理職を目指さない選択をする人も増えている。
転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアが、20〜59歳のビジネスパーソン1万5000人を対象に出世に関する意識調査を実施したところ、出世を望まない層が半数を超え、その理由が年代によって異なることが明らかになった。
年代で異なる「出世したくない理由」
「出世したくない」「どちらかといえば出世したくない」と回答した割合は全体で58.5%に上った。

年代別に見ると、20代では47.9%だったのに対し、30代で55.8%、40代で60.8%、50代では67.5%と、年代が上がるにつれて増加している。

全体では「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(35.3%)が最多の理由となったが、年代別に見ると異なる傾向が表れた。
20代は「上司としての責任を負いたくないから」が42.9%で最多。30代では「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」が38.4%、40代は「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」が36.3%、50代は「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」が32.9%でそれぞれトップとなった。

責任への不安から始まり、スキルへの懸念、心身への負担、そして管理職への魅力の欠如へ。年代が上がるにつれ、出世を避ける理由も段階的に変化していく様子がうかがえる。



