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テクノロジー、eコマース担当ライター。

Photo by: John Chiala/CNBC/NBCU Photo Bank via Getty Images


6月に株式公開から1周年を迎えたGoProだが、ニコラス・ウッドマンCEOは9月22日の会見の席上、あまり明るい気持ちにはなれなかった。この日、サンフランシスコで行われたテッククランチのカンファレンスの席で、ウッドマン氏は、株価が1年間で55%下落したことにふれつつ、新たな製品計画があると示唆した。この新規計画により、同社が一発屋ではないかとの見方を引っ繰り返そうというのだ。

POV(主観ショット、point-of-view)撮影が可能なGoProカメラは、このカテゴリに新しいジャンルを作り出した。だが、それを超える製品を生み出せるのかという疑問が常に存在した。その疑念が同社の株価をIPO当時の24ドル(約2900円)から下落させている。

9月初めに金融メディアのバロンズが不利な記事を配信した。ブラックベリーのようなデバイス依存の企業の運命を引き合いに出し、アップルが同じカテゴリに参入する可能性にふれた記事は、GoPro の株価が更に下落するかもしれないと書いたのだ。

アップルが同社の競合になるのではないかという観測は、アップル社がカメラ関係の重要な特許を今年初めに取得したことを理由としている。22日の会見の席上でも、これはウッドマン氏の頭痛の種だった。

カンファレンスの途中、司会者は「GoProは今後、クパチーノを仕事の拠点にするのですか?」と質問した。これは、アップルによる買収を、それとなくほのめかしたのだ。これに対し、ウッドマン氏は「皆さんはドラマがお好きなだけでしょう」と答えた。

彼は「アップルがGoProのようなデバイスを作っているとは思えない」とも語り、6月にフォーブスとの取材で行った説明を繰り返した。

ウッドマン氏は、会見の席上、同社の懸念事項であるビデオ編集について説明した。目下のところ、GoProユーザーは、映像を編集し、家族や友人とシェアするのに時間がかかりすぎる。この問題を認めたウッドマン氏は、同社のカメラは現在「iTunesのないiPodのようなものだ」と答えていた。

現在、GoPro社はクラウド・ベースの動画編集サービスを構築中だという。当初の予定よりも時間はかかっているが、最近行ったテストではモバイル機器での編集に数分しかかからなかったという。

気になる製品の売れ行きについては、最新モデルのHero 4 Sessionの売れ行きが予測を下回ったと、ウッドマン氏は打ち明けた。その理由について彼は、同社の以前のモデル、Hero 4のブラックやシルバーと食い合いになったからだと説明した。売上の具体的な数字に関しては、ウッドマン氏は公開しなかった。

「このモデルはとてもセクシーなので、世界的なベストセラー製品との競争に直面している。そして、そのベストセラー・カメラというのはGoPro社の製品なのだ」

文=ライアン・マック(Forbes)/ 編集=上田裕資

 

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